2015年11月20日金曜日

『新しい仲間』

先週から新たなお仲間ができました。
中津川からいらしたUさんです。

Uさんは家族のために
再び料理を作れるようになるのが
目標だそうです。

まだ2回目ですが
なかなかの優等生で
リハビリ病院で習った
腰を持ち上げて足を前に出す
というやり方を意識して修正し
膝を前に出すことにより
足を運ぶことができます。

「こうしてくださいね」と言ったことを
再現する力があるのが
すごいと思いました。


今後が楽しみです。








2015年11月19日木曜日

『マー君の無限の可能性・・・7』

マー君は先週お休みだったので
2週間ぶりに奇跡の復活研究所
やってきました。

今日はマー君にとって
記念すべき日となりました!

生まれて初めて
足を自分が立ち上がる器官として
使うことができたのです!

これができたことで
”マー君が立って歩く”ということが
夢物語ではなく
現実味を帯びてきました。

今までは手摺につかまり
腕力を使って
”腕で立つ”
という格好でしたが
足で地面を押して
立つことができたのです。

朝3回挑戦しましたが
うまくできませんでした。

それが昼前にもう一度挑戦したら
できたのです!

一回目、マー君は手摺の時と同様
堀尾の手をものすごい力で
引き寄せました。

そこで
足に力を入れることを教え
手の高さを腕に力が入らない位置に
誘導して足だけで立つよう促すと
すっくと立ち上がりました。

そのあとおじいさんとお母さんが
「私もやりたい!」と言って
挑戦しましたが
二人ともできました。

一度コツをつかむと
誰がサポートしてもできるようです。



マー君はおうちでは
全然練習しないそうです。


堀尾は
ご家族に
「決して練習を促すように
しないでくださいね。やらせようとすれば
人はやる気を失うものです。
マー君の気持ちがうちから湧いてくるのを
待ちましょう・・・」
とアドバイスしていました。

それにしても
週一回数回やるだけで
これだけやれるマー君て
すごいですね!

2015年11月7日土曜日

『堀尾式脳卒中の麻痺からの奇跡の復活|富山からの手紙』

以前に富山の方から
ものすごく分厚い手紙が
届きました。

開いてみると
分厚い理由がすぐに
わかりました。

文字がとっても大きいのです。
利き手ではない手で
一生懸命書かれたのでしょう・・・

現在のご自身の状況や
直接会いたい旨が切々と
書かれていました。


なかなか連れてきてもらう人の
タイミングが合わず
ようやくこの日、念願かなって
ちこり村までいらっしゃいました。

堀尾の書いた『奇跡の復活』は
もう10回も読んだ、との事でした。

そして3ヶ月ほど前から
本に書いてあったのを参考にして
装具も外している。とのこと。

装具によって歩けるようになった方が
装具をはずす、というのは
勇気のいったことだと思います。

それだけまだ会ったこともない
堀尾ですが信頼されていたのでしょう。

元通り歩くことを目標とされるなら
装具を外すのは必要条件なのですが
外した時の重心の位置を
きちんと認識してからのほうがよさそうです。

今までここにいらした方たちで
リハビリ病院で重心をどこに置いたら
いいか教えてもらった方は一人もいらっしゃい
ませんでした。

健常な方は無意識に土踏まずのあたりに
重心をとって歩いているのですが
麻痺した方は重心がくるぶしの下あたりに
行きがちでそこに重心がくると
捻挫してしまいます。

堀尾は捻挫ポイントと呼んでいます。

ですから、ここでは親指の付け根あたり
拇指丘あたりに重心を置くことを
絶対に忘れないでくださいと
指導しています。

このことを頭に入れて
装具を外してくださいね^^

2015年11月5日木曜日

『マー君の無限の可能性・・・6』

今日も元気にマー君は
奇跡の復活研究所に来ましたよ!








































































今日は新しいことをしました。

動体バランスを取る練習です。

今は立った時に動体バランスが
取れないので
怖くて手摺にしがみつく格好となって
しまいます。
座って安全を確保した状態で
倒れないよう
バランスを取る訓練です。

マー君はたぶん
訓練と気が付いてないと思うけど・・・

手で体を支えないよう
手拍子を打って
上半身だけでバランスを取ります。

音楽が大好きなマー君は
とっても楽しそうです。

左手が麻痺してるから
手拍子を打つのも難しいはずなのに
しっかり音がでていますね。

初めて会った時
マー君はこの姿勢を取ると
前に倒れかかったような姿勢でしたが
今日は背中がまっすぐなのに
驚きました!

『講演会のお知らせ・・・in多治見』

久々に地元での講演会の
開催が決まりました!
お近くの方、是非この機会に
ご参加ください!

マー君の祖父母の齊木さん主催です。
当日はマー君が司会をする予定です。



「麻痺からの生還」堀尾憲市講演会

日時:H27年11月28日(土) 13:00~15:00
場所:バロー文化ホール(文化会館) 2階大会議室
   岐阜県多治見市十九田町2-8
   TEL:0572-23-2600

参加費:無料

主催:齊木 朝男 0572-25-1162



2015年11月4日水曜日

『堀尾式脳卒中の麻痺からの奇跡の復活|普通の主婦になりたい・・・』



10月に神奈川県の
NPO法人わの会主催の講演会で
お話をさせていただきました。


その後参加された方のお一人Kさんが
「是非恵那に行って堀尾さんから
指導を受けたい」と
ご主人と一緒に泊まりがけで
5日間奇跡の復活研究所
いらっしゃいました。


ご主人にとっては奥さんが
そんな積極的なことを言いだすとは
驚きだったそうです。

この方は脳卒中ではなく
パーキンソン病と診断され
もう25年経っています。

将来は車イスか寝たきりになります・・・
と言われ最新の医療も受けて来られましたが
なかなか思わしい結果が出なかったそうです。

堀尾と出会ったのは講演会から
さかのぼること半年前
始めはにわかには信じられなかったそうですが
『奇跡の復活』を何度も読んで
希望を見出していたそうです。

初めてお会いした時は
将来を悲しんでおられる顔をされて
いたそうですが
講演会で再会した時は
別人になっていたそうです。

わたしも今回初めてお会いしたのですが
笑顔の素敵な方だなあ・・・というのが
第一印象でした。

うまく歩くことができなかったKさんですが
車の乗り降りが自分でできるように
なったり
今回恵那で泊まったホテルの家族風呂でも
手摺につかまって入ることができた
そうです。


最終日の別れ際
Kさんは

堀尾さんのおかげで
Kさんご夫妻


わたしの人生変わりました

と固く堀尾の手を握られたそうです。


大人になるずっと前から
誰かの幸せにかかわれる人でありたい・・・
と思い続けてきた堀尾にとって
なにものにも変えられないうれしい
言葉をいただきました。


先日帰宅の途につかれたKさんのご主人から
妻は”普通の主婦になりたい”
今日も練習に励んでいますよ。と
電話をいただきました。



堀尾式リハビリのキモ
↓ ↓ ↓
『リハビリはうどんの切り方と同じ?!』



『マー君の無限の可能性・・・5』


手摺まで必死に移動する
青森での講演会に車で行き
東北をぐるりとまわり
被災地にも寄って来たため
マー君と会うのも久しぶりとなりました。


マー君は家では練習していないそうですが
腕の使い方、足の使い方が
少しずつ変わっていきます。

この日も、言うことを聞かない足を
引き寄せるために
右手で自分の足を引っ張って
寄せました。

思わず堀尾と
”今の見た!?”とお互い
目を合わせました。


床の高さからは一気に立てないので
この満足そうな笑顔!
少しお尻が持ち上がったところに
スペーサーをかませ
だんだん高さをだしていきます。

一気に立つことを目標にして
”できない、できない・・・”とならないよう
少しでもできることを積み重ねて
本人のやる気を継続させる
工夫なのでしょう。








やったー!
車イスに乗ることができました。















こちらは車イスから
立ち上がったところです。
だいぶ姿勢がよくなってきました。
















この日は神奈川県から
訓練の参加者がいらっしゃいました。

マー君が
ただひたすら立つことに
一心に取り組んでいる姿をみて
心を打たれたようです。

「マー君の素直さがとてもいい。
若いって素晴らしいですね!」

と感動されたご様子でした。


マー君って人を笑顔にしたり
力を与えたりする何かを
持っている気がします・・・

マー君、ありがとう・・・