2015年8月24日月曜日

『練習しなくても・・・3』


『練習しなくても・・・』も今回で3になりました。

どういうわけか『練習しなくても・・・』
シリーズは私が書いた
ブログの中でも人気で
全体のなかで9番目の表示回数です。

もしかして
ブログを見ている方に
練習しなくてもできるんだ。
と勘違いさせてしまうかな・・・
と心配になってきます^^;


どうしてTさんが
ちょこっと練習しただけで
上達してこられたのか
考えてみました。

一つは視点の違いかな?と
感じます。

現時点と自身の決めたゴールとの
途方もない距離を見つめるのではではなく

スタートから
今いるところまで
ゆっくりでも進んできた道のりに
目を向けて感謝しているところかなあ・・・
と思いました。

あまり練習できない自分に
うしろめたさとかはなさそうですし(笑)
いつになったら
歩けるようになるんだろう・・・という
悲観的なところも感じません。

自分には自分のペースがあって
無理をせず楽しんでやれる量を
把握していらっしゃるようです。




また、ご家族の支えも
とっても大きいと思います。

最初の頃は
何とかTさんに練習してもらいたくて
”くーちゃん”もTさんの応援団!
やきもきされていたでしょうが
最近はあきらめて!?
悟りを開かれたのか
Tさんが自分で練習するのを
じっと見守って
少しでも上達したところを見つけて
声をかけていらっしゃいます。




あとは目標があることです。

Tさんは困っているかたの
相談にのったりするお仕事を
されていたとのこと。

今現在も大勢のかたが
Tさんの復活を
待ち望んでいるという現実が
Tさんの原動力かもしれません。



娘さんと歩く姿は
バージンロードのよう・・・





2015年8月23日日曜日

『ご見学』

来月講演会を予定している
神奈川県のNPO団体の代表のKさんと
20年来の気功仲間のSさんと
お二人で見学にいらっしゃいました。

以前に堀尾が向こうへおじゃまして
脳卒中の麻痺の改善について
説明した時
今日いらしたKさんは
最初簡単には受け入れ難く
ご自身でも意地悪な質問をした。
とおっしゃっていました。

しかし、話をよく聞いていると
ご自身が勉強された気功との
共通点を見出し
これは!と思われたそうです。

そしてあとで堀尾の著書
『奇跡の復活』を読んで
びっくり仰天してすぐに
気功仲間のSさんに電話したところ
Sさんはその日のうちに
ご自宅の千葉から
神奈川まで話を聞きに飛んで
いらしたそうです。

Sさんの患者さんのなかに
脳卒中の麻痺でお困りの方が
いらっしゃるとのこと。

ですからその方に役立つよう
ご自身の目で今回
確かめにいらっしゃいました。

前を歩く堀尾を見ながら
私に「本当に麻痺してたんですか?」
と開口一番尋ねられました。

「どちらが麻痺していたか
わかりますか?」

「???」


一日目はいろいろなお話しを
させていただきましたが
Sさんはもともとエンジニアであることから
堀尾のロボットを動かすソフトの話を
脳に応用した仮説に合点がいったようです。

二日目は実際に
奇跡の復活研究所にいらっしゃる方と
触れ合いながら
現場をみてより確信を持って
帰られたご様子でした。

お二人の持っている
”気”の高さが素晴らしく
お話ししているだけで
元気をもらい
楽しい気分になるのを
感じました。





2015年8月18日火曜日

堀尾 憲市著『奇跡の復活』 前書より

これから述べることは、
私が奇跡の体験を通して
知ったことを記した体験記です。

私は、他の人がやらない方法で
自分をリハビリしました。

それを始めてから立って歩くまでのことが
記してあります。






これは、私の個人的な体験記ですが
わたしの脳もあなたの脳も
機能に差はありません。

すべての人の脳に組み込まれている
基本的な機能なのです。

この例えようもない
素晴らしい機能を発見し
ぜひ生かしてほしいと思います。

その先には
奇跡に満ちた素晴らしい人生が
待っています。

先を読まれるあなた
私の体験に付き合って
素晴らしい未来の扉を
開けようではありませんか

2015年8月14日金曜日

『練習しなくても・・・2』

手摺から2~3秒離した瞬間にピース!
 以前に『練習しなくても・・・』
ご紹介した垂井町のTさん

はじめは体がたるんたるんで
自分を支えることができなくて
理学療法士のかたにも

「Tさんを歩かせようと思えば
4人掛かりだ」と言われていたそうです。

そのTさんが初めて
手摺を持たずに
数秒自立しました。

これって麻痺のあるかたにとっては
とっても大変なことなんです。






こちらは歩行訓練の
動画です。




Tさんは岐阜県の西の方から
往復4時間かけ親子3人で
毎週通っていらっしゃいます。
この日はお盆中のこともあり
渋滞にまきこまれたとのこと。

「毎週来るのは大変ですねえ」
と声をかけると

「お父さんここに来るのが
楽しみなんですよ」
ご家族で小旅行にでも来ている

雰囲気です^^
私も旅の話題など楽しい時間を
共有させてもらってます。



ご家族によれば
おうちでもほとんど練習しなくて
(あ、先日家で自分から車いすの
訓練をする!と言われたそうですが^^;)
教室にきてもちょこっと
するだけなんですけど
先日1年ぶりにお会いした
理学療法士のかたに

「わたしの立場で普通は
こういうことあまり言わないんですけど
Tさんは歩けるようになるかもしれないですね」

と言われたそうです。



Tさんには
「わたしね、ブログに載るの
楽しみにしてるんですよ
デイサービスでもみんなに見せてる」

とブログを書いてる者としては
ありがたいお言葉をいただきました。

Tさんが上達できるよう
みなさんで応援しましょうね!
また、途中経過を
ご紹介していきたいと思います。





2015年8月13日木曜日

堀尾 憲市著『奇跡の復活』より1

H26年12月に発行された
『奇跡の復活』ですが
まだ読んだことのない方のために
私の独断と偏見で本文中の
気になった文章を所々
ご紹介していきたいと思います。













まずはカバーの袖より

 人の脳に秘められた脅威の機能
の発見と生かし方に私たち人類は
まだ気付いていません。


 その機能とは、脳卒中による手足の
麻痺からの完全復活です。この本は、
その麻痺からの完全復活を
驚異的短期間で成し遂げた
一部始終を記した奇跡の体験記です。


 日本では年間130万人以上が
脳卒中で倒れ、その1割位の人が命を落とし
3割位の人が寝たきりになるといわれています。


 体の麻痺を伴った後遺症からの復活は
困難を極め、大変な人生を歩むこととなります。
この本には、倒れてから完全復活までの
詳しい体験が綴られています。誰の脳にもある
奇跡の能力、それを知らなければ生かす
ことはできません。
一人でも多くの人に知ってもらいたく
復活への体験を綴りました。


~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~


なんだか難しそうな内容ですね。

でも、大丈夫です。
内容はとってもわかりやすく
字の大きさもとっても大きいので
本を読むのが苦手な方でも
すーっと入ってきます。

リハビリの専門書とはまた違う
患者本人のありのままの体験記であり
自身の仮説と実証です。

現在お世話になっている主治医に
ホチキス留めの原稿状態の時に
お渡ししたところ
翌朝6時に電話がかかってきて
(これでも早く電話したいのを
我慢したとのこと)
「これはすばらしい!」
大絶賛で、リハビリ関係者にも読ませたいので
すぐに数冊印刷して欲しい。と言われました。

先生は体験記の部分で
患者の気持ちが伝わり
いたく感動されたようですが
仮説と実証の部分は
現在のリハビリ界の常識にはないことなので
受け入れ難い様子でした。



また、ある方がこの本をお知り合いに紹介するのに
”騙されたと思って読んでみて!”
なんてコメントがついてました!


それくらい現在のリハビリの常識とは
違うようですが
全く単純なことなのです。

でもかえって素人だからこそ
この単純な真理に気付くことが
できたのではないでしょうか・・・

また産業ロボット設計の経験から
ロボット工学の考え方を
人体に応用して
脳と体をひも解いています。

理工学系の方は
その辺のところがすっと
理解できて納得がいくようです。

以前千葉で講演に呼ばれた際に
脳卒中になった奥様を連れて来られた
エンジニアのご主人が

「リハビリ病院でやっていただくやり方が
なんかしっくりきてなかったんですが
今日お話し聞いて腑に落ちました」
とおっしゃってくださいました。

でも、私のようにまったくの
文系の人間にもものすごく
読みやすい本です。

人によっては
リハビリ体験記以上のものを
行間から読み取られる方がいて
驚かされます。






2015年8月12日水曜日

『奇跡の98歳』


今年1月
堀尾はいつもお世話になっている
恵那市岩村町のくるまの河田さんに
出来たばかりの「奇跡の復活」
持っておじゃましました。

社長の奥さんが
自分の分と
2年前に脳卒中で倒れた
おばあちゃんの分と
2冊買ってくださいました。


すると、数日後奥さんから
電話が入り

「うちのおばあちゃんすごいに!(すごいよ)
あの日一晩で読み切っちゃって
次の日もまた最初から読み返して
”ここ見てみい、わしもまた歩けるって
書いてある!”って言うんですよ!」

早速堀尾はその日に
社長のお母さんの部屋に
おじゃましました。

「指はね、いい方の手を
麻痺した手で握るんですよ」

「布団の中でいいから
足をこうしてまげたり、伸ばしたり
してくださいねえ」

とリハビリのやり方を教えて
帰ってきました。

それから3カ月ほど経った
4月再び覗いてみると
指はゆっくり動くようになり
何と寝室にある広縁で
車いすの足運び運動が
できるようになったのです!

これには、さすがの堀尾も
驚いたそうです。

年は関係ない。
満98歳のお母さんでも
希望を見つけることができて
正しい運動をすれば
改善するということを
教えてくださいました。



そして先週の日曜
「おばあちゃん、ちょっと
弱ってきてね・・・」と伺い
また、お母さんの部屋に
おじゃましました。

「ああ、本の先生・・・
あの本を他の人にも
教えてあげたいから
2冊欲しい・・・」なんて
言ってくださいました。

「おかあさん、これも読んでみて」

と現在執筆中の
『続・奇跡の復活』
お渡しすると早速読み始めて
くださいました。
どちらが麻痺した手かわかりますか?
左手です

『続・奇跡の復活』
再び希望の灯になることを
お祈りします・・・









2015年8月10日月曜日

堀尾 憲市著『奇跡の復活』誕生秘話2

自身でプリントアウトした冊子は
好評で一冊、また一冊と
欲しい人がでてきます。

このままでは
本ができたときには
買う人がいなくなるのでは!?
なんてこともなきにしもあらずで・・・^^;

なんとか出版にこぎつける
方法を探さなくはいけません。

最初は卒業文集のような
印刷物のイメージでした。

しかし
この本は人の人生左右する
大切存在なりうるものだろうから
きちんとした形にしたいという
思いが強くなり
自費出版に強い大手の出版会社にも
相談しました。しかし
かなり費用がかかってしまうので
断念せざるを得ません。

どうしようか思案にくれていると
近所にある製本所に勤めていたという
知人が
元職場である中部飯島製本(株)に
連絡をしてくださり
一筋の光が見えてきました。

そこから中部日本教育文化会を
紹介していただき
具体的な話が進むこととなったのです。

中部日本教育文化会の代表の奥様は
「奇跡の復活」の原稿を
4回も読み込むほど気に入ってくださいました。

こちらとの打ち合わせが進んでいた
ある日のこと
先述の出版社から電話がありました。
「社内で検討した結果費用は当社負担で
出版したい」とのお話をいただきました。

しかし打合せはほぼ最終まで進んでいたので
そのまま中部日本教育文化会さんで
お願いすることとなり
晴れて平成26年12月に
「奇跡の復活」は誕生したのです。

はじめからイメージしていた通り
紺色の表紙に
金の箔押しで題名が入りました。

しかし想像以上の出来に
とても自分が著者だなんて
思えない。
どこか立派な先生が書いたのでは
ないか!と今でも信じられないという
様子です。

本は箱詰めされ大量に
自宅に届きました。
大手出版社さんにお願いしていれば
ネットワークのある全国の書店に
配られるのですが
今回はそうはいきません。
自分で開拓していかなければ
ならないのです。

本の出版を首を長くして
待ってくださっていたかたには
もちろん
近所の本屋や
脳神経外科のある病院の売店に
置いてもらえるよう交渉したり
近隣市町村の図書館に寄付をしたりして
少しでもこの情報を必要としている方に
届けたい。との思いで奔走しました。

今ではリハビリ教室の拠点となっている
ちこり村内の特設コーナー
岐阜県中津川市のちこり村でも
堀尾の活動に共感してくださった
中田社長がたくさん売店に
置いてくださっています。

アマゾン でも購入できるようにもしました。

今日は1冊北海道の方が買ってくださった。
今日は4冊も注文があった!と
アマゾンからの連絡メールに
一喜一憂する毎日です^^



また、本を読んでくださった方が
周りの人にも伝えたいと
まとめて何十冊も購入してくださる
方もいらっしゃいます。
堀尾の為、困っている人の為と
尽力してくださる姿に
頭が下がる思いです。


こうして
ある方がいった一言
「堀尾さん、体験を本にしたらいいのに・・・」
こんな形で全国に広がりつつあります。

それどころか
これは大切な情報だから
翻訳して早く海外の人にも広めるべきだ!
と真剣な表情でアドバイスしてくださる方もありました。

まさか!?海外で!?とは思いましたが
確かにまだまだ世界でも
脳卒中の麻痺の改善方法は
確立されていないようなのです。


機械もコンピューターも注射も使わず
こんなシンプルな方法で
改善するのだから 早くたくさんの方に
実践していただきたいです。

なるべくなら脳卒中で倒れて
すぐの段階でこの改善方法に
取り組めば
治りもスムーズなのです。

ですから
倒れてあわてないよう
脳卒中とは関係ないと
思っている方々にも
知識として知っておいていただきたいことが
書いてあります。








2015年8月9日日曜日

堀尾 憲市著『奇跡の復活』誕生秘話1

堀尾がリハビリ病院から退院し
原稿をプリントアウトしてホチキス留したもの
最初は「奇跡の脳」としていたが、のちに同じ題名の本が
すでにあることがわかり『奇跡の復活』とした
ご心配をかけた方々に
お礼のあいさつに回った際
自分が体験した
麻痺が改善する様子を
みなさんにお話しすると

「今日はとってもいい話を聞いた」

「しまったことをした。
今の話をビデオに撮っておくんだった」

「堀尾さん、この話是非
本にしたらいいのに・・・」

と言われたことを
本気で受け取り
小学生の時に作文を書くのも
苦労していたという堀尾が
毎朝早起きして
執筆活動を始めたのです。

少し書きあがると印刷して
ホチキスで留めて
本のようにしたものを
見せてくれました。

しかし、内容よりも
誤字脱字や句読点の打ち間違えなど
基本的なことができていないことに
私は目が奪われてしまって
内容が入ってきません。

そのうち句読点のことは無視できるようになり
内容を追っていきました。

本人は
先生に作文をみてもらう小学生のように
褒めてもらえるだろう・・・という
期待の顔をしています。

「ここの言い回しは変だと思いますよ」

「ここはもう少しこうしたほうが・・・」と伝えると

一生懸命書いた内容を否定され
おもしろくなさそうです。

しかし、次の日には
「昨日のところ変えてみたけど」と
新たな冊子を渡してくれました。

これを繰り返していくうちに
お手製の本が厚くなっていきました。

すると、ある日
「20冊ほど刷ってみんなに配った」と
いうではないですか!?

まだ全然文法的にも間違いだらけの
その状態で世間の目にさらすとは・・・!!

わたしだったら
恥をかきたくないので
ある程度きちんとしなければ
人様にみせることなんかできない!
と躊躇してしまうのですが
堀尾は全くそういうところがありません。

でも世の中には奇特な方がいらっしゃるもので
読んでくださったかたのなかには
全部赤ペンでチェックしてくださる方が
何人もいらっしゃいました。

また、「これはおもしろい!」と
思った方が次の方へと回してくださり
全く面識のない方から

「たった今読み終わりました!感動しました!」と

電話をいただくこともありました。
(この方は本文中でも紹介されてます)

中には北九州まで渡り
ご自身のブログで紹介してくださる方まで
いらっしゃいました。
(あとでわかったのですが
福島へ放射能の測定に行った際同行してくださった
長野のiMeasureの一之瀬さんが繋いでくだっさっていました)

また、お世話になった市民病院に持っていくと
看護師さんはみなさんで回し読みしてくださり
「是非他の患者さんも読めるように
何冊か談話室に置いてください」と言われました。

下書きの状態でこれほどの反響が
あるのだから
なんとともして出版までこぎつけたい・・・という
思いが湧いてきました。



・・・続きは誕生秘話2へ





2015年8月8日土曜日

『相談相手は大事』

心理カウンセラーの
心屋仁乃助さんが
こんなことを
おっしゃっていました。

相談するならそれをやったことが
ある人にしなきゃダメ

当然のことですよね。


でも、私たちって
案外そうじゃない人の意見を聞いて

「やっぱり無理か~」

なんて簡単にあきらめたりしがちです。

それをやったことがある人は
やれるノウハウを持っているのです。

そしてやれるということを知っているのです。


「もう一生車いすですよ」

「これ以上よくはなりません」

と言われた事を簡単に信じなくても
いいのです。

その方は自分が麻痺して
自分で治した経験がありますか。


それをやり遂げた人に聞けば

「大丈夫だよ。きっと今よりよくなるよ」

自信をもって教えてくれます。


相談はそれをやったことがある人に
しましょうね・・・^^


2015年8月7日金曜日

『リハビリはうどんの切り方と一緒!?』

先日、中津川市内にある
峠の茶屋という
おいしいうどんやさんの大将に
うどんをいただいた帰り際
立ち話でリハビリの話をしました。

脳出血や脳梗塞で
壊れてしまった運動野は
すぐに新品ができるけど
新しいことを覚えこますには
反復練習が必要なこと。

「歩く」という一連の動作を
練習するのではなく
「膝を前に出す」
「かかとを上げる」
「膝を持ち上げる」
「膝から下を前に出す」

と「歩く」という動作を分解して
ひとつひとつを
覚え込ませて
それの連続が
「歩く」という形になる・・・と
説明すると
大将は目を開いて

「それ、うどんの切り方と同じです!」

「タッ、タッ、タッと切る練習をいくらしててもダメで
3本ずつきちんと切ることを連続させることによって
きれいに切れるようになるんです!」

「そうそう、そうです!
何か共通点がありますね」


それから大将が質問されました。

「がんなんかでも
絶対自分はがんには負けない!
と思って病気と闘う人の
数パーセントの方が克服してしまうって話ありますけど
脳卒中の麻痺からの克服もそういう感じですか?」

「麻痺は動かない手足が壊れてしまったわけでは
ないのです。脳の中の手足を動かしていた部分が
壊れてしまうのだけれど
それもすぐに修復されてしまいます。
しかし、その部分はまっさらな状態で
言ったら買ってきたばかりのパソコンのようなもの。
起動させたければソフトを
インストールしなければいけないのです」

「でも、インストールさえすれば
また動き出します。
ただしパソコンならインストールするのに
数分待っていればいいだけですが
人間は赤ちゃんの時に歩くことを
自分で習得したように
ある程度の期間を使って
もう一度自分自身で覚え直す必要があります」

「ですが治したい気持ちがあって
正しい方法で反復練習さえすれば
誰でも今の状態よりよくなる可能性があるのです。
全体の中の数パーセントの人しか
治らないのではなく
やればだれでも改善するのです
もちろん改善する程度の差はありますけどね」

「私の身近でも困っている方が何人か
いらっしゃるので是非今の話
伝えてみます」

と渡した名刺を見ながら
何度もお辞儀をされていました。

2015年8月5日水曜日

『失語症リハビリに挑んだ新聞記者』

先日塩尻市にて
元中日新聞松本支局長の
武井さんの著書 送料手数料込\1000-
問合せ先 発行事務局 入村(いりむら)真理
090-1039-5204
武井 孝博さんご夫婦に
お会いする機会を得ました。

とても笑顔が素敵な
ご夫婦だなあ。という
印象を受けました。

幸せを絵に描いたような
雰囲気を醸し出していて
とてもとても
脳動脈瘤手術を受け
失語症の後遺症に
苦しまれたようには
見えませんでした。

逆に苦しい山を
一緒に乗り越えたからこその
お二人のきづなが
こちらも伝わってきたからかもしれません。

武井さんは現役時代に
手術を受け
失語症の後遺症を患いました。

術後普通に話せていたので
退院すれば
すぐに職場復帰できると
のんきに考えていたそうです。

しかし、日が経つにつれて
自分がまともにぺらぺら話して
いたつもりの言葉は
聞いた人には
訳の分からないものだったことに気づき
愕然としたそうです。

奥様の孝子さんのことを
「ハナコ」と呼んで
後でそれを聞いていて心配した妹さんに
「ハナコって誰?」と言われたり
(心当たりの女性はいなかったそうですが・・・)
「クリスマス」と言っているつもりが
「クリトリマス」になってしまったり・・・

失語症といっても
いくつかタイプがあるのですが
武井さんは
感覚性失語で
専門書によれば
話し方はなめらかで
癖がなく全く問題ないように
見えるが
少し会話をしていると
話の内容がどことなく
ちぐはぐだったり
人の話を聞こうともせず
勝手に話し続けたりという
特徴があるそうです。

しかし、この日お話しを
伺っている分には
何も問題なさそうでした。

でも、買い物に行って
金額を言われても数字を把握
することができない。
人と会う約束をしても
日にちや時間を把握することが
できない。
など実生活では
外見は障害があるようには
見えないがゆえの
苦しみがあるそうです。

武井さんは
大変な状況のなか
「もう一度新聞記者に戻りたい」
という思いで必死に
リハビリされてみごと
その夢を果たした方です。

今は退職され
少しでも世間に
失語症について理解を
広めたいと
講演活動などをを通じ
体験談を話されているそうです。

この日
自費出版された著書を
プレゼントしてくださいました。

患者っていうのは
「おだてでもいいから
褒めてもらいたいんだ」とか

「美人のリハビリ士が担当の日は
終わってから特に落ち込んだ」
など

失語症患者の生の声が
表紙の裏に書いてくださった
直筆の言葉
書いてあります。

失語症に苦しまれてる
ご本人や家族だけでなく
病気とは関係ないと
思ってる方も
一読されることをお薦めします。

さすが新聞記者さん、
とっても読みやすい文章です。