2015年8月5日水曜日

『堀尾式脳卒中の麻痺からの奇跡の復活|失語症リハビリに挑んだ新聞記者』

先日塩尻市にて
元中日新聞松本支局長の
武井さんの著書 送料手数料込\1000-
問合せ先 発行事務局 入村(いりむら)真理
090-1039-5204
武井 孝博さんご夫婦に
お会いする機会を得ました。

とても笑顔が素敵な
ご夫婦だなあ。という
印象を受けました。

幸せを絵に描いたような
雰囲気を醸し出していて
とてもとても
脳動脈瘤手術を受け
失語症の後遺症に
苦しまれたようには
見えませんでした。

逆に苦しい山を
一緒に乗り越えたからこその
お二人のきづなが
こちらも伝わってきたからかもしれません。

武井さんは現役時代に
手術を受け
失語症の後遺症を患いました。

術後普通に話せていたので
退院すれば
すぐに職場復帰できると
のんきに考えていたそうです。

しかし、日が経つにつれて
自分がまともにぺらぺら話して
いたつもりの言葉は
聞いた人には
訳の分からないものだったことに気づき
愕然としたそうです。

奥様の孝子さんのことを
「ハナコ」と呼んで
後でそれを聞いていて心配した妹さんに
「ハナコって誰?」と言われたり
(心当たりの女性はいなかったそうですが・・・)
「クリスマス」と言っているつもりが
「クリトリマス」になってしまったり・・・

失語症といっても
いくつかタイプがあるのですが
武井さんは
感覚性失語で
専門書によれば
話し方はなめらかで
癖がなく全く問題ないように
見えるが
少し会話をしていると
話の内容がどことなく
ちぐはぐだったり
人の話を聞こうともせず
勝手に話し続けたりという
特徴があるそうです。

しかし、この日お話しを
伺っている分には
何も問題なさそうでした。

でも、買い物に行って
金額を言われても数字を把握
することができない。
人と会う約束をしても
日にちや時間を把握することが
できない。
など実生活では
外見は障害があるようには
見えないがゆえの
苦しみがあるそうです。

武井さんは
大変な状況のなか
「もう一度新聞記者に戻りたい」
という思いで必死に
リハビリされてみごと
その夢を果たした方です。

今は退職され
少しでも世間に
失語症について理解を
広めたいと
講演活動などをを通じ
体験談を話されているそうです。

この日
自費出版された著書を
プレゼントしてくださいました。

患者っていうのは
「おだてでもいいから
褒めてもらいたいんだ」とか

「美人のリハビリ士が担当の日は
終わってから特に落ち込んだ」
など

失語症患者の生の声が
表紙の裏に書いてくださった
直筆の言葉
書いてあります。

失語症に苦しまれてる
ご本人や家族だけでなく
病気とは関係ないと
思ってる方も
一読されることをお薦めします。

さすが新聞記者さん、
とっても読みやすい文章です。





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