2015年8月7日金曜日

『リハビリはうどんの切り方と一緒!?』

先日、中津川市内にある
峠の茶屋という
おいしいうどんやさんの大将に
うどんをいただいた帰り際
立ち話でリハビリの話をしました。

脳出血や脳梗塞で
壊れてしまった運動野は
すぐに新品ができるけど
新しいことを覚えこますには
反復練習が必要なこと。

「歩く」という一連の動作を
練習するのではなく
「膝を前に出す」
「かかとを上げる」
「膝を持ち上げる」
「膝から下を前に出す」

と「歩く」という動作を分解して
ひとつひとつを
覚え込ませて
それの連続が
「歩く」という形になる・・・と
説明すると
大将は目を開いて

「それ、うどんの切り方と同じです!」

「タッ、タッ、タッと切る練習をいくらしててもダメで
3本ずつきちんと切ることを連続させることによって
きれいに切れるようになるんです!」

「そうそう、そうです!
何か共通点がありますね」


それから大将が質問されました。

「がんなんかでも
絶対自分はがんには負けない!
と思って病気と闘う人の
数パーセントの方が克服してしまうって話ありますけど
脳卒中の麻痺からの克服もそういう感じですか?」

「麻痺は動かない手足が壊れてしまったわけでは
ないのです。脳の中の手足を動かしていた部分が
壊れてしまうのだけれど
それもすぐに修復されてしまいます。
しかし、その部分はまっさらな状態で
言ったら買ってきたばかりのパソコンのようなもの。
起動させたければソフトを
インストールしなければいけないのです」

「でも、インストールさえすれば
また動き出します。
ただしパソコンならインストールするのに
数分待っていればいいだけですが
人間は赤ちゃんの時に歩くことを
自分で習得したように
ある程度の期間を使って
もう一度自分自身で覚え直す必要があります」

「ですが治したい気持ちがあって
正しい方法で反復練習さえすれば
誰でも今の状態よりよくなる可能性があるのです。
全体の中の数パーセントの人しか
治らないのではなく
やればだれでも改善するのです
もちろん改善する程度の差はありますけどね」

「私の身近でも困っている方が何人か
いらっしゃるので是非今の話
伝えてみます」

と渡した名刺を見ながら
何度もお辞儀をされていました。

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