2015年8月13日木曜日

堀尾 憲市著『奇跡の復活』より1

H26年12月に発行された
『奇跡の復活』ですが
まだ読んだことのない方のために
私の独断と偏見で本文中の
気になった文章を所々
ご紹介していきたいと思います。













まずはカバーの袖より

 人の脳に秘められた脅威の機能
の発見と生かし方に私たち人類は
まだ気付いていません。


 その機能とは、脳卒中による手足の
麻痺からの完全復活です。この本は、
その麻痺からの完全復活を
驚異的短期間で成し遂げた
一部始終を記した奇跡の体験記です。


 日本では年間130万人以上が
脳卒中で倒れ、その1割位の人が命を落とし
3割位の人が寝たきりになるといわれています。


 体の麻痺を伴った後遺症からの復活は
困難を極め、大変な人生を歩むこととなります。
この本には、倒れてから完全復活までの
詳しい体験が綴られています。誰の脳にもある
奇跡の能力、それを知らなければ生かす
ことはできません。
一人でも多くの人に知ってもらいたく
復活への体験を綴りました。


~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~ ~~~


なんだか難しそうな内容ですね。

でも、大丈夫です。
内容はとってもわかりやすく
字の大きさもとっても大きいので
本を読むのが苦手な方でも
すーっと入ってきます。

リハビリの専門書とはまた違う
患者本人のありのままの体験記であり
自身の仮説と実証です。

現在お世話になっている主治医に
ホチキス留めの原稿状態の時に
お渡ししたところ
翌朝6時に電話がかかってきて
(これでも早く電話したいのを
我慢したとのこと)
「これはすばらしい!」
大絶賛で、リハビリ関係者にも読ませたいので
すぐに数冊印刷して欲しい。と言われました。

先生は体験記の部分で
患者の気持ちが伝わり
いたく感動されたようですが
仮説と実証の部分は
現在のリハビリ界の常識にはないことなので
受け入れ難い様子でした。



また、ある方がこの本をお知り合いに紹介するのに
”騙されたと思って読んでみて!”
なんてコメントがついてました!


それくらい現在のリハビリの常識とは
違うようですが
全く単純なことなのです。

でもかえって素人だからこそ
この単純な真理に気付くことが
できたのではないでしょうか・・・

また産業ロボット設計の経験から
ロボット工学の考え方を
人体に応用して
脳と体をひも解いています。

理工学系の方は
その辺のところがすっと
理解できて納得がいくようです。

以前千葉で講演に呼ばれた際に
脳卒中になった奥様を連れて来られた
エンジニアのご主人が

「リハビリ病院でやっていただくやり方が
なんかしっくりきてなかったんですが
今日お話し聞いて腑に落ちました」
とおっしゃってくださいました。

でも、私のようにまったくの
文系の人間にもものすごく
読みやすい本です。

人によっては
リハビリ体験記以上のものを
行間から読み取られる方がいて
驚かされます。






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