桧の柱は1500年もの長い間強度が低下しません。
最初の300年位の間に30%も強度を高め、その後1200年をかけてゆっくりと強度は下がり伐採時の強さに戻ります。この自分自身を長く保存していく
仕組みが柱そのものに備わった機能の賜物でしょう。
その機能を支えているものの中に20種類以上といわれている酵素の働きが
あるのではないかと思います。
一つ一つの酵素の働きは未解明の部分も多く、人間に及ぼす影響も分からない
事ばかりです。
“カビを防ぐ”“人の精神状態を安定させる”などは知られた事ですが、お客様の中にはアトピー性皮膚炎や花粉症、
冷え性などが改善したとおっしゃる方もいます。
医学的な検証をしていませんのでこの家に住んだ事との因果関係は分かって
いませんが木々に囲まれて生活していくことにより、住む人の健康にとって
何かの良いことが生まれているとの思いがしてなりません。
2010/9月掲載