2015年1月22日木曜日

脳卒中の麻痺からのリハビリ教室 『元通り歩きたい人は、歩く練習はダメ?!』


真面目で一生懸命な方ほど
「歩く」練習をされますよね。

少しでも自分の足で
歩けるようになりたい!

ひたむきに練習される姿は
胸を打ちます。





でも、この教室では
「歩く練習はだめですよ」と
言われてしまう・・・

なんだかいままでの
自分を否定されたようで
落ち込んでしまいそうです。


「歩く練習をしてはいけない」
というのはどういうことでしょう。


それは、脳に
「きちんと歩く」という
プログラムをしないままで
くせのあるまま練習しては
ダメですよ。
ということなのです。

癖のある歩き方を
何百時間練習しても
元のような歩き方は
できません。

「歩く」という動きを
いくつもの動作に分解して
ひとつずつ習得していくしか
ありません。

家でいえば
基礎工事を適当に工事
しておいたら
きちんとした家は
絶対に建たないのと
同じことです。


そして、一番大切なことは

”脳をよろこばせてあげること”

いきなり歩く練習をしても
出来ない自分に落ち込むだけです。

かかとを上げるだけ

膝を前に出すだけ

など、小さな目標をおくことで
達成しやすくなり
その連続が『歩く』という
ゴールにつながるのです。

千里の道も一歩から

仲間と一緒に歩いてみませんか?