2014年6月29日日曜日

岐阜県加茂郡白川町D様邸 リフォーム9


 D様の部屋は完成しました。

ビフォー・アフターです。

左手の引戸式のガラス窓が
二枚ガラスの腰窓になり

正面の二枚ガラスが
同じ二枚戸でも
壁いっぱいの巾の
引き違い窓が入り
それぞれカウンターが付いて
出窓風になっています。

ガラスはペアガラスです。


壁も天井も床も
無垢の桧 杉材で
化粧をし
断熱が出来ていなかった
ところに断熱材をいれました。

もともとあった柱が
飛び出る形になりましたので
きれいな板で囲いました。







床は柱千本方式で
既存の柱を鉄のアングルで繋ぎ
3寸5分(約105ミリ)の柱を
連続させて盤を作り
その上に杉の15ミリの板を
張っています。

耐震性が心配な
家はこの床のリフォームを
するだけでも
格段に丈夫さが増すと
思われます。

また 木の蓄熱 断熱効果も
期待できます。



こちらは入り口側です

廊下に明かりを
採り込みたいとの事で
ポリカーボネートを
全面に使っています。



カウンターは
D様が育てた
杉の木で作りました。











外観はこちらから













こんな感じになりました。

D様の部屋の前で記念撮影!














2014年6月25日水曜日

岐阜県加茂郡白川町D様邸 リフォーム(息子さん夫婦) 解体作業

次は秋から同居される
息子さん夫婦の部屋の
リフォームです。

和室が3部屋あり合計
約13坪ほどになります。

今ある家をのこしたまま
中に「柱千本の家」を建てて
いき 家の中にシェルターが
出来る感じになります。

最近思うのは
 「柱千本の家」に
暮らしている人で実際に
巨大地震に遭われる方は少ない
かもしれないけれど
毎日安心して生活でき

もしかしたら 今この家を選択して
下さった方の何代か先の一人が
この家に守られることがあるかも
しれない。
そう思うと日々のいろいろな
大変な事も小さく感じられます。


まずは畳をはがし
床を取り払います。













石積みの炉が出てきました。





































炉を崩すと中から
カニが!

慌てて逃げていました。










次は天井を壊し
鴨居の上の土壁を
取り払います。
















ほぼ解体できたところ。
















地盤にヒビが入っているのも
見つかりました。


 
 

岐阜県加茂郡白川町D様邸 リフォーム8


 建具製作の様子

体の調子がよくなく
「これが最後の仕事だなあ」

と言いながらも
一生懸命作ってくれました。

趣味がたくさんあって
遊びが大好きな方ですが

「やっぱり仕事してる時が
一番いいな」

とも言っていました。




大方できた
D様の部屋

今は細かい手直しを
しています。


D様は何度も
「ややこしい所をやらせて
すまんなあ」と声をかけて
くださいます。

ここの仕事をやらせてもらって
一番よかった事は
D様の人間性に触れられたことです。

D様は木のプロとして生きてこられ
私達の仕事で目に付くことが
たくさんあっただろうと思うのですが
常に先のように声をかけて
温かく見守ってくださいました。



家作りの仕事を通して
こうしたお客様からいろいろなことを
学ばせてもらっています。

皆さんに共通するのは口で
「こういうことが大事だよ」と言うのではなく
その方にとっては当たり前の行動や
生き方でもの凄く大切なことを
教えてくださいます。

本当にありがたいことです。









2014年6月9日月曜日

堀尾 憲市 脳出血の麻痺からのリハビリ教室


我が社の社長
堀尾 憲市は2013年の
2月1日に脳出血で倒れ
救急車で搬送されました。

一時は集中治療室で過ごし
命の危険もある状態でしたが
数日後、一般病棟に移され
安定した状態になりました。

しかし、今までの社長とはまったくの
別人でしたし、左半身の
感覚が全くない。との
ことでした。

お医者さんにも
車の運転はもう無理でしょう・・・と
言われていました。
本人も
一年かけて、トイレには
自分で行けるようになりたい。と
話していました。

それが、自身で試行錯誤しながら
リハビリをした結果
40日で自分で歩けるまで
回復し、今では
重いものはもてないものの
建築現場の仕事も出来るまでに
なりました。


このリハビリの方法
同じ病気の人に伝えたい!
との思いを語っていたら
中津川市の(株)サラダコスモ社長
中田氏が共感してくださり
ちこり村という施設の一室を
教室の場所として提供してくださいました。



毎週水曜と土曜の13時半から行っています。


どなたでも参加できますし
予約もいりません。
(2020年現在 ちこり村での教室は
行っておりません。宮古島での
教室(有料)になります。
詳しい内容については
ホームページにてご確認ください
↓ ↓ ↓
「復活の会」ホームページ 



種も仕掛けもないとってもシンプルな
方法です。
でも、効果はあります。

私は真理はシンプルなものの
中にある。と思っています。



実際のリハビリ教室の様子はこちら
↓ ↓ ↓
『Hさんも歩けたよ』





社長を見ていて気が付いたのは
島根県の現場にて
現実(運命といっていいかもしれない)は
受け入れたり 嘆いたりするものではなく
創りだすものなんだということです。

もう、現場の仕事はもちろん


くるまを運転することもできません
といわれた現実。

左半身が全く動かないという現実
これを受け入れず
絶対また歩いてみせる!
強く思ったそうです。

そうして、脚立に登って仕事
出来るまでになりました。

また、この回復する方法を他の方にも
教えてあげたい。と願っていたら
中田社長と出会い
応援していただける
ことになりました。

「この経験を本にしたらいいのに」
といわれ
生まれて初めて体験記を書きました。
本といっても自宅の
プリンターで印刷して
ホチキスで留めたものです。
(現在出版にむけて準備中)

これが人から人へ渡ってゆき
埼玉の方から
「今、本を読み終えた者ですが
感動しました!!」と興奮した様子で
電話が掛かってきたりしています。

社長は若いときから
『ひとの幸せに係わることをしたい!』
と思い続けていたそうです。

それが 脳出血という経験を経て
がかなったと
第二の人生、充実した時間をすごしています。


追記

その後 2014年12月に念願の本が出版されました


出版された際のブログはこちらから
↓ ↓ ↓
「脳卒中の麻痺からのリハビリ教室」



堀尾 憲市著 『奇跡の復活』です。


脳卒中で倒れてから完全復活するまでの体験記です。
読んでいただくと 麻痺からの復活の過程
だけではなく “人間” というもののすばらしさを
再発見するかもしれません。

また、脳卒中になっていない方でも
なぜか力が湧いてきて 明日から
頑張れる気がしてくるのです。

病気になったご本人

介護の大変さで押しつぶされそうな方

いつか自分も脳卒中になるのではないか
と漠然とした不安を抱えているかた

希望という光を見つけることができると
思います。


どなたにも一読の価値がある本です。


しかし


堀尾だけがたまたま運がよかったんだ

そんな簡単に治るはずがない
疑い深いかたは(笑)


ちこり村での復活教室に参加された
いろいろな症状の方の 復活の様子が描かれた

続『奇跡の復活』
堀尾 憲市著『麻痺は治る』

も併せて読まれることを
おすすめします。


私は近くで見ていて一番感じたことは
麻痺になった方は一刻も早く
正しい方法で訓練を始めていただきたい
ということです。


もちろん、何年も何十年も経ったかたでも
程度の差はあれ、回復するのをこの目で
見てきましたが 
まっさらな状態で堀尾式のリハビリを開始するのと
癖がついた状態からリハビリを開始するのでは
訓練にかかる時間も努力も雲泥の差です。

ですから脳卒中で倒れてしまう前から
このような回復する方法があるのを
知識として知っていれば
一般的なリハビリで装具を付けることによる
弊害を受けずに回復することができます。

そうすれば その後の人生絶望と一緒に
生きていく必要がなくなるのです。

拙い文章ですが

少しでも多くの方にこの情報が伝われば
幸いです。


追記2


堀尾 憲市 「復活の会」ホームページできました。
活動の近況はこちらでご確認ください。














岐阜県加茂郡白川町D様邸 リフォーム7

先日から梅雨入りしましたが
不思議と雨に邪魔されて
いないので有り難いです。


この日は
元は窓と戸袋だった
空間に断熱材を入れて
桧の板を外壁に
うちつけ仕上げました。



窓のまわりも
桧の板を張って
きれいになりましたね。

実はこれは
私が張らしてもらいました。

D様には

「ねえちゃんがやってくれたから
一生忘れられないなあ」

と言われました。

つたない仕事でも
こうやって言っていただいて
うれしかったです。


これはもとあった
柱を桧の板で
化粧しているところです。

















接着剤をつけて
固定しているところ。

立派な無節の
五寸柱に変身してしまいました。















今日のお昼は
およめさんが
初めて作られた
ほうば寿司でした。

ほうばの葉っぱは
D様が山に採りに行かれた
そうです。

以前は庭にもあったのですが
もういらないと思って
切ってしまったそうで
これを期に
また植えておくよ。と
いわれたそうです。

お嫁さんは

「使えるのはいつのことかな??」

とおっしゃったのを聞いて
先日、D様が自分が植えて育てた杉が
窓のカウンターになったのを眺めながら

「これを植えた時は大きくなるのは
だいぶん先のことだなあ。と思ってたけれど
はい(早)こんなに経ってしまった。
全く人生は短いもんだなあ・・・」

と言われたのを思い出していました。









2014年6月2日月曜日

岐阜県加茂郡白川町D様邸 リフォーム6

恵那の会社から
現場の白川までは
山道を通って
40~50分くらいかかります。

1車線で細く、曲がりくねって
いて舗装が傷んでいる
ところもあるのでスピードが
出せないです。

でも、昨日D様の息子さんに
2車線の違う道を教えて
貰ったのでその道で
現場に向かったのですが
最後の最後で間違えて
迷ってしまいました。^^;



今日はサッシの取り付けです。

その前に出窓のカウンターを
取り付けます。

この杉の板はD様の倉庫に

「足場板にでもなれば・・・」

と保管してあったものを
削って幅広く修正したものです。









こんなふうに変身しました。

「この木はわしが植えて
育てたやつや」

と今日D様から伺って
びっくり!

D様の寝室で日の目をみて
良かったなあと
改めて思いました。

 

ガラスも入りました。
30センチほど
窓が外に出ているので
空間が広く感じられます。











外から見ると
こんな感じ。







岐阜県加茂郡白川町D様邸 リフォーム5

昨日は日曜日でしだが
仕事に行ってきました。

お昼にはお好み焼きを
よばれました。^^

初めてポン酢をかけて
いただいたのですが
とってもおいしかったです。

「干してポン酢に漬けた
だけですよ」

という大根の漬物も
歯ごたえがよく
さっぱりしていました。

ご主人が席に着くのを
待ってる間

「先につまんでてください」

といわれ ぱくぱく
食べてしまいました。


デザートにはお嫁さんの
お母さんお手製の
フレッシュフルーツと
サイダーで作ったゼリーを
いただきました。

厚い季節には最高!です。

ちゃんと炭酸のパンチが
効いてます。





こうやって書くと
ご飯を食べに行ってきた
ようですが
ちゃんと仕事もしてきました。

天井を張り終える事が
できましたよ。

真ん中にチョロっと出ているのは
照明器具用の電線です。