2012年9月26日水曜日

長野県栄村H様邸 積み込み

床パネルの積み込み
今日は昼から大型トラックがきて
H様邸の材料の第一陣の積み込みを
行いました。












偶然にも同じ社名
我が社の旧社名「KTS」と一緒の
K.T.Sさんにお願いしています。
運転手さんも先回と同じFさんがいらして
慣れたものです。











これから6時間かけて栄村に向かい
向こうで待機してくださるそうです。
ほとんどうちには帰らず あっちこっち
走っているそうです。 
数年前三重県志摩市の現場の時は
スペイン村を横目に寂しそうに
帰っていかれました。

こうして頑張って下さる方たちがいて
私達の流通は成り立っているんだなあ。
とつくづく思います。

気をつけていってらっしゃーい!!

岐阜県恵那市松村様邸 打ち合わせ2

 夕べは恵那の松村様のところへ打ち合わせに行って参りました。
松村様はAUTOSHOP MATSUMURAという自動車屋さんを経営されていて
私達が伺ったのは7時半過ぎでしたがお仕事中でしたので、お店の事務所で
打ち合わせをさせていただきました。

先日、明るいうちに伺って私達のアイディアを実際に家を建てる場所で、メジャーを引っ張りながら
説明させていただいたところ「それは考えつかなかったです。面白い」と言ってくださったので
昨日は間取りの提案をさせていただきました。松村様の土地の高低差を利用して
玄関のみが中二階にあり半階上がると2階がLDKと浴室、トイレなどがあり半階さがると
主寝室や子供部屋があるというプランです。

始め、松村様から高低差を利用してのインナーガレージの要望がありました。それから
リビングは広めに取りたいとのこと。また、隣にある母屋とも行き来できるようにしたい。
その他の要望や土地の条件を合わせ出てきたアイディアが先のものでした。

昨日提示させてもらった間取りにご主人のアイディアをプラスしたところ
「これで完璧じゃないですか?」とおっしゃっていました。

でも、私としてはこんなに簡単に決まってしまってはだめだと思っているので、もうちょっと
松村さんに申し訳ないですが悩んでいただきたいと思っています。^^                  後悔しない家を建てるにはこの時間がとっても大切だと考えています。

AUTOSHOP MASTUMURAのホームページを拝見したら、”いろいろな部品の集合体の車を
お客様の個性、感性に合わせてニーズに応えたい。”とのことでした。家も全く一緒で
工場にあるときはどの家もみんな同じ桧や杉のパネルですが出来上がった家は全く違った
個性を持っています。それは住む方の個性や感性が家に反映されているからなのでは
ないかと思います。

昨日の間取りは私の感性の間取りなので、松村さんの間取りになるまでもう少しお付き合い
いただきたいです。もしかしたら、いろいろ考えても昨日の間取りに戻るかもしれないですが
それでもいいと思います。

「よその家もいいけど、やっぱり我が家が一番!」

という家を一緒に創りましょう!!












2012年9月24日月曜日

長野県栄村H様邸 建具作り

ほぞの加工作業
H様邸はアルミサッシと木製建具との
二重サッシになります。

建具も杉で作っています。








 



一つ一つ丁寧に調整


たくさん窓枠ができたところ

2012年9月19日水曜日

長野県栄村H様邸 梁作り

今までは梁もすべて3メートルの
木材を繋いで作っていましたが、
栄村は4メートルも
積雪のある地域でしかも、
H様邸は平らな屋根(陸屋根)に
雪かきをせず耐雪させる構想
なので梁の材料は8メートルの
一本物を4本積層させる
設計です。

8メートルともなるとひねりも大きく
1本ずつ電気カンナで調整してから
機械に通します。





モルダーという4面同時に削る
機械に通しています。













 削られて出てきた
きれいに仕上がった柱










わが社では今までに扱った
ことのないサイズの柱ですので
圧縮させる機械も調整し直しです。

岐阜県恵那市松村様 打ち合わせ1

先日、ご見学に来られたM村様から柱千本の家でうちを建てたい。とのお話を頂き
夕べ1回目の打ち合わせに行ってきました。

かわいい男の子と女の子がお風呂上りの産まれたままの姿で迎えてくれました。^^

隣の母屋との高低差を活かしてインナーガレージにしたり広めのリビングにしたいお話などを
伺いました。

以前にインナーガレージの家を建てさせていただいていたので、その時の図面をたたき台に
お話をはじめたのですが、M村さんのご希望を取り入れるとなかなかうまくまとまりませんでした。
1回では間取りは決まらないので少しずつ話し合いを重ねて決めていきましょう。と帰ってきました。

ところが、今日になって社長とアイディアを出し合っているなかで、面白い案が浮かびました。
明日、明るいうちにお邪魔してこのアイディアができそうか現場を見てきたいと思います。

私達は「うん。これはいい!」と思っていますがM村様はどう思うかしら・・・楽しみです。

2012年9月16日日曜日

長野県栄村H様邸 基礎~土台

通風を考慮したコンクリートの基礎と土台 
昨日は3時半起きで、長野県と新潟県の
境にある 栄村の現場の鉄骨の土台を
敷きに行ってきました。

丈夫な木のパネルを支えるのに
丈夫な鉄骨の力で支えます。







溶接作業
コンクリートの基礎から立ち上がっている
アンカーボルトに溶接でとめているところ










熱心に見学されるお父様
昼からH様のご両親が現場にいらっしゃい
ました。

お父様は長年重機に乗ったりトラックで
運送したりする仕事をしていたお話を
して下さいました。

お母様には冷たい飲み物や採れたての
ゴーヤを頂きました。




施主のH様(左)
夕方にはH様がいらっしゃいました。

「家が建つ、という実感がでてきたなあ」
と作業し終わったところを見ていかれました。

「この辺は雪があそこまでつもるんですよ」
と指さされた先がなんと電線の高さ。

小学校の時は外灯をまたいで通って
いたそうです。








栄村には東北の震災の翌日、大きな
地震が襲いました。
今は建設、建築ラッシュで橋を直す工事を
していたりご近所でもいくつも新築工事が進んでいます。


私は今目の前にあるいつもと同じ毎日に感謝をしつつ
栄村に一日も早く普通の生活が戻ることを願い、H様の家造りに励んでいます。




 





2012年9月12日水曜日

恵那M様邸 木製倉庫

母屋と倉庫
お待たせいたしました。

M様邸の倉庫が完成しました。
















母屋とお揃いの外観になりましたね。

でも、誰が倉庫と思うでしょう?
どう見てもご主人の隠れ家ですよね。

小さな薪ストーブでも置けば冬でも
みんな集まってきそうです。

柱も普通の軸組み建築で使うものより
かなり太いので丈夫です。








畑のオクラ
奥様の菜園にはオクラが出来ていました。

オクラって見た目によらず綺麗な花を
さかせるんですよ。

因みにオクラは私が始めて収穫に成功した
野菜です。とっても丈夫です。



先日奥様からメールで10月になったら
飲み会をしましょう。とのお誘いを頂きました。

家のことだけではなくいろいろなお話が
できるのが楽しみです。

建築士試験

 9月9日の日曜日、建築士試験の2次、製図試験を受験してきました。

1次試験は7月に実施され何とか通過し、その後名古屋の資格の学校に通い製図の勉強を
しました。今年の課題はRC構造(コンクリート)のコミュニティ施設です。製図試験は製図板
を使って鉛筆で図面を描きあげます。

 今年から新試験ということもあり、内容が難しく皆さん苦戦されたようです。そういう私も
課題文の設計条件を満たす間取りを考えるのに苦労しました。複雑な課題文を読み解き
自分なりの間取りを1時間程度で考えなければいけないので本当に時間との戦いです。
先生には「自分が教えた5年間で一番宿題の図面を描いてきてくれた」と言っていただけた
ほど頑張って練習して綺麗に描けるようになったのに、本番では綺麗に描いている
余裕はなく、一番へたな図面になってしまいました。

また、最初は頭に入れていた設計条件の一つがああでもない、こうでもないと
あせっているうちに満たしていない事に家に帰ってから気がつきました。

「これは落ちたな・・・」とすっかりあきらめていましたら、今日先生に採点していただいたところ
まだ、可能性があるかもしれない。とのことでした。
ここはこういう考えでこうした。とかいろいろ説明していたら「小林さんはいい設計士になるよ」
とのお言葉をいただきました。自分ではまだまだだと思っていますが、先生の言葉が有り難かったです。


 すべてとは言わないですが、ほとんどの時間を勉強に費やして全力で取り組んだので
落ちたな。と思った時もさっぱりしていました。実力が足りなかったんだな。と後悔がなかったです。

それよりも、協力してくれた会社のみんなや、とっても優秀で素敵な講師の先生や
支えてもらった家族への感謝でいっぱいでした。

特に社長には本当にいろいろな取り計らいをしてもらっていたのですが、「落ちたと思います。」
と伝えると「もしかしたら一回で簡単に受かるより、あなたの人生にとってはこれだけ一つの
ことに集中してしかも挫折をする。という経験は何物にもにも変えられない経験になると
思うよ。人は経験したことしか身に付かないからね」
と言われました。


 

 
 今回コンクリート造りの建物を勉強することによって、さらに柱をパネル化して
コンクリートのような強度を出す柱千本の家の素晴らしさを再認識しました。
コンクリート造り(ラーメン構造)は丈夫ですが柱と梁に頼るので製図をする時も
結構太い柱が邪魔な存在でした。
それに、コンクリートは無機質ですので木質空間の柱千本の呼吸する空間とは雲泥の差だと
思います。 話は反れますが、幼稚園や学校ほど木質化が進めば子供たちも癒されるのでは
ないかな。と思っています。


 試験の結果は12月です。
結果はどうであれ、今まで勉強して得た知識と経験はこれから少しでも活かして行きたいと
思います。