2013年12月7日土曜日

岐阜県恵那市M様邸 木製倉庫増築


 以前に建てた木製倉庫の
増築の依頼を受けました。


どうみても
倉庫には見えませんが
中には一輪車や畑で使う
道具などがちゃんと
入っています。


これからは
こちらはそばを打つ
場所にして
増築したところに
一輪車などはしまいたい
とのことです。


まずは、材料の刻み作業です。
















梁の加工です。















基礎が出来上がりました。
















建前完了。




















天井板を張り終えました。
桧の板です。


作業を見に来た奥様は

「こんな立派なのが
できると思わなかった!」

「これなら誰か泊まれそう」

とおっしゃってました。






出入り口の扉




















奥様はせっせと薪支度


去年は初めての
恵那の寒さに面食らい
頼みの薪ストーブも
薪が乾燥できてなかった
そうで温度が思ったように
上がらず
寒さにめげていらっしゃい
ましたが

昨日は

「ここって恵那でも寒い地域だって
聞いたんですけど本当ですか?
あったかいようなきがします・・・」

「朝起きた時
外の温度がマイナス8度でも
家の中は10度くらいあるんですよ」

「昼間太陽の熱がある日は
家の中が20度くらいになるので
18時半くらいまで暖房なしでも
耐えられる」

なんて言っていただけたので
安心しました。

でも、寒さの本番はこれから。

覚悟しておいてくださいね^^
 
 
 















2013年12月1日日曜日

島根県I様邸 天井パネル

天井パネルが出来上がり
ました。

天井も無垢の柱なんて
なんと贅沢でしょう・・・

サワラは軽いので
天井にするのも
向いているかもしれませんね。






今日は岩村町の
マメ大福と
九州の丸ぼうろの差し入れが
ありペロッと両方とも
いただいてしまいました。

2013年11月19日火曜日

岐阜県恵那市松村様邸 完成式

11月の大安、吉日
松村様宅で完成式が
執り行われました。

今年一月から造成工事が
スタートしましたが
2月に社長の堀尾が
脳出血で倒れ
大変な状況で新築工事が
始まりました。


ただでさえ少ない人数
なのが、一人で二人分仕事
していた社長まで入院してしまい
本当に大変な状況でした。

柱千本の家はすべて
オーダーメイドの手作りなので
下請けさんに出せば
やってもらえる。というわけには
いかないのです。

しかも、今回は複雑な構造の造りで
どのようにパネルを作り
どのように組み立てていくか
ということを、社員で毎日毎日
話し合っていました。

私自身も昼間はパネルを作り
夕方からは病院に進行状況の
報告と仕事の進め方の相談に行き
夜は図面を描いて・・・・と
必死な毎日を過ごしていました。


そんな中救いだったのが

「こういう状況なので完成の日にちが
遅くなってしまう」と言うことを
伝えると
「うちは大丈夫ですよ」と
松村様がじっと待ってくださった事です。

この言葉がなかったら更なる
プレッシャーで押しつぶされて
いたことでしょう。



また松村様のお父様には
たくさんお手伝いいただきました。

松村様邸は基礎が高く
地面と床の高低差があるので
現場での動きが多くなって
しまうのですが
お父様が必要な道具を
気を利かせて手渡したり
してくださるので
かなり助かりました。







また、奥様やお母様が用意
してくださる 手作りのおやつ
や冷たい飲み物も
本当にありがたかったです。
どれだけ癒されたことか
わかりません。


このように松村様ご家族の協力や
社員同士の協力や
業者さんの協力、
外部のかたの手助けなどで
松村様邸は完成しました。

と、思っていましたら
東京からいらした松村様の
お客様が
「ご先祖さまからいただいた
この土地があったから
この家が建った。ということを
忘れないで下さい」という言葉がありました。

ご先祖と言えば
この家を支えている通し柱と棟木や梁は
奥様のご実家のご先祖様が育てられた
ものです。



今を生きる者だけではなく
過去に生きた人たちの思いも
ひとつになり
家という形をなし
未来に繋がっていくんだなあ。と
しみじみと感じる日となりました。







2013年10月31日木曜日

島根県I様邸 床パネル作り

そろそろ薪ストーブが恋しい
季節となりました。

パネルにはなれなかった
端材もこうして
燃料となって活かす
ことができます。

自然の恵みって
有り難いですね。





床パネルの製作に入りました。

選別した木材をモルダー
という4面を削る機械に通し
10センチ角の柱を作ります。















柱にボルトを通す
穴をドリルで開けます。















圧縮をかけ
出来上がった床パネル

この厚みが床の厚みに
なります。

木そのものが断熱材となり
蓄熱材にもなります。

この床に寝転がると
とっても気持ちがいいですよ^^

2013年10月24日木曜日

島根県I様邸 木材の選別作業


 しばらく振りのブログになります。
楽しみにして下さっていた方
申し訳ありませんでした。^^;

今、取り掛かっている家のお客様は
床用、壁用と仕分けの作業
名古屋に住んで
いらっしゃいますが
島根県のしんじ湖のそばに建築を
計画されています。

I様は”水の浄化”ということを軸に
仕事をしてこられ
いままでやってきた実績や知識を
しんじ湖に注ぎ 減少してしまった
シジミをもう一度復活させたい。
とのことです。

海や川や湖の浄化には
山が健康で
ある事が不可欠なので
『柱千本の家』を島根でも
普及させたい!との思いで
選んでくださいました。

また、島根で漁業組合の方々とも
協力しながらプロジェクトを
進めるにあたって
「旅人ではだめなんだよ。向こうに
家を構えて自分の本気を
表さないと」というお気持ちで
小さな家を構えることとなりました。

私はこの家はI様の終の棲家とばかり
約350本分の木材
思っていましたが、
120歳まで現役でいるおつもりの
I様にとっては、必要とあらば
他の湖でも同じ取り組みをする
お気持ちがあるようです。



たくさんの木材を使って
こんな家が出来るということを
島根の方にも知ってもらいたい。
とのことで10坪弱の家に
約600本もの材料を使います。
天井部分は通常板と断熱材を
使うのですが、
「天井も柱を使ったパネルでやりたい」
とのことで今回は天井のみ
サワラを使うことにいたしました。
サワラは桧に比べると軽いですし
水にも強いです。

どんな仕上がりになるか
楽しみですね。




2013年8月19日月曜日

岐阜県恵那市松村様邸 照明器具/カーテン

午後からは
サヤデザインアソシエイツ
のサヤさんもいらして
リビングの照明器具の
取り付け位置の確認















その後カーテンの打合せ
















リビングの掃きだし窓用
カーテンの
サヤさんの提案サンプル→



グリーンがお好きだという
奥様の好みに合わせ
ベージュの生地に
グリーンの生地を切り返して
オリジナルカーテンを
作るそう

木の家にピッタリな
ナチュラルな雰囲気で
出来上がるのが楽しみです。














岐阜県恵那市松村様邸 玄関扉

今日は玄関扉が付きました。
もちろん これも桧で作った
お手製です。
















玄関ポーチからの写真

ガラスのスリットが入って
います。

扉の周りはアクセントに
桧の板張りになっています。

2013年8月14日水曜日

岐阜県恵那市松村様邸 浄化槽工事

厳しい暑さが続いていますが
外では浄化槽の工事が始まり
ました。

工事をしてくれているのは
松村様の友人でもある
株式会社サンユーさんです。








一日中建物南側の
炎天下の中での仕事ですが
頑張ってくれています。

岐阜県恵那市松村様邸 木製建具取り付け

この日は建具の取り付けを
行いました。

造り付けの食器棚の
下の部分に扉を
付けています。








松村様と社長の妹さん
夫婦も見学












この道50年以上の
建具職人です。

食器棚の扉は
自身でデザインして
作ってくれました。


高齢なので自分の体力と
相談しながら仕事を
してくれていますが
きっと

「これが最後の仕事になるかも
しれない」

と一軒一軒向かい合って
いるんだろうなあ。
と思います。

無事取り付いた扉の前で
満足そうな笑顔が印象的でした。

2013年8月10日土曜日

岐阜県恵那市松村様邸 外壁完成~足場ばらし

工事も終盤戦に入り
外壁がほぼ完成しました。

ご近所さんが通りがかりに
「いい色だねえ。」と
軽トラの窓越しに
声をかけてくださいました。

写真よりも実物のほうが
外壁の紺色
サッシのシルバーと
軒の木の部分の
対比が素敵です。




足場のあるうちに樋をつけます。



















いよいよ足場をばらします。


ここ数日の暑さのなか
重い足場を片付けるのは
大変な作業。
私も苦手な作業です。


「足場がなくなると、良くなったねえ」

とつい言ってしまうのですが
足場は本当に縁の下の
力持ちです。
今まで高所の作業ができたのは
足場のおかげ。しかも
私達の命を守ってくれていた
大切な存在です。

感謝しながらひとつずつ
部材を片付けました。





感謝といえば
朝、松村様のお母様と
お話していた時

「建て始めた時は早く完成して
欲しいと思っていたけど
もうすぐ出来てしまうと思うと
みなさんに来てもらえなくなるから
なんだかさみしい」

とおっしゃて下さいました。

有り難い事です。














2013年7月12日金曜日

岐阜県恵那市松村様邸 オリジナルキッチン

キッチンの製作に入りました。

まずは、ステンレスで
骨組み作り。
社長が溶接して組み立てて
います。










実は社長は
今年の2月に脳出血で倒れ
差し金で直角が出ているか確認
左半身に麻痺が出て
お医者様からは
仕事はもとより
車の運転も出来なく
なるかも知れません。
と言われていました。

ところが、4月には
リハビリ病院から退院し
多少の不自由さはあるものの
みごと復帰することができました。

退院後、コンビニに立ち寄った際に
知り合いの方と出会ったそうですが
その方は社長がかなり状態が悪いと
聞いていたようで
お化けにでも出会ったように
目を真ん丸くしていたそうです。




松村様のキッチンの製作は
社長の復帰後初の
現場作業です。

作業着姿も久々です。
立体になってきました

ほんの数ヶ月前は
立つ事も歩くことも出来なかった
ことを思うと
今日の日は奇跡のようです。


このように動けるようになったのは
リハビリを 先生任せにせず
自分のできない動きを分析して
体に付加の掛からない
動きを何度も何度も何度も何度も
反復したからだそうです。

退院後は

「動けるようになった経験」を
同じ病気で苦しむ人に伝えたい。
それが、自分の使命だ。

といままで以上に精力的に
あちこち駆け回っています。


我々は
「麻痺が出れば不自由な生活」

「自分では麻痺は治せない」

という常識に囚われがちですが
常識を超えた家作り!?を
してきたおかげか 非常識!?にも
社長はこんなに動けるように
なりました。


この事はきっと脳出血に限らず
生きていくなかで
いろいろなヒントになりそうです。










2013年7月8日月曜日

岐阜県恵那市松村様邸 造作2

東海地方も梅雨明け
したそうで空が
夏空になりました。

現場での挨拶も
「暑いですね」
になってしまいます。


造作のほうは
お風呂が大体できて
きました。

ハーフユニットの浴槽に
腰から上は桧の板を
張っています。

後は窓が付くと完成です。




窓には松村さんのお母さんが

「暑いから飲みながらやって」
と持って来て下さった
お茶が置いてあります。








同時進行で床の仕上げに
入りました。














3時の休憩


 

2013年7月7日日曜日

ご見学

昨日はいつもお世話になっている
業者さんの奥様が

「前に社長さんに写真は
見せてもらったけど
是非実物を見てみたい!」

とのたっての希望で
わざわざ足を運んで下さいました。


「わ~かっこええわ~」

「ほんまに木ばっかやね~」と

関西弁で感心されていました。


「この家ができて初めて泊まった時
どんな気持ちでした?」

「う~ん、よく覚えてないけど
泊まりにきた親戚は
うちで一泊、下呂で一泊して
もらったんですけど、
2泊ともここで泊まりたかったあ。
って言ってましたよ。」

「わかるわ~。
私やったらここでいい。」

と、リビングの板の間を指さされていました。



「うちはとてもこんな家は建てられないけど
また、見学したい人がいたら
見せて下さいね」


「もちろん。是非お願いします。
今日は見に来てくださってありがとうございました」

2013年6月20日木曜日

岐阜県恵那市松村様邸 造作工事1

造作が始まりました。
こちらはリビングの収納の
棚です。















収納の仕切り方や
棚の段数や高さは
図面上で決定せず
家の形が出来てから
お客様と相談して決めています。

右手の仕切りのない空間は
掃除機や背の高いものが
入れられるようにと
ご主人のご要望です。

また、大工も作りながら気づいた
点を松村様に提案して
より良いものにしてくれます。





丸太への差込も
ばっちりでした!

2013年6月18日火曜日

岐阜県恵那市松村様邸 照明器具打合せ

この日はインテリアコーディネーターの
手前がサヤさん
サヤデザインアソシエイツの
サヤさんと照明器具の
打合せです。


照明器具はお客様にご用意
いただく形を取っておりますが

「この家に照明が付いた様子が
さっぱりわからないしメーカーの
カタログを見てもピン!
とくるものがない。」

との事でしたので
ご自身も柱千本の家に住んでいる
サヤさんを紹介させていただきました。

サヤさんは快く「相談だけでものりますよ」
とサヤさんの自宅で照明の使い方を
見せてくださいました。

この日は松村様宅での打合せで
松村様のお好みに合いそうな器具の資料を
たくさん持っていらっしゃいました。

「これ、いいっすねえ~」

とサヤさんが勧められた器具を
気に入られた様子でしたので
私も嬉しくなりました。

ある程度決まった段階で現場に
移動し取り付け位置の確認。

図面で見ているだけでは取り付け位置の
空間と器具の大きさ等のバランスが
取りにくいので実際にメジャーで図りながら
ひとつずつ位置を決めていきました。

部屋に立ってみると「やっぱりこっちの角のほうがいい」
とか「ここの照明は一つでもいいかも」と発見がありました。



照明器具の好みや部屋の明るさに対しては
お一人お一人価値観が違います。

また、生活習慣も違います。

照明器具はセンスの良いものをこだわりたい方も
あれば 出来るだけお値打ちなものにしたいかたも
います。

間接照明でムードを出したい方もあれば
明るいのが一番の方もいます。

サヤさんはお客様の求めているものに沿いながら
サヤさんのセンスをプラスして素敵な提案をして
くださる有り難い存在です。



2013年6月6日木曜日

第一号の家~今

今日は柱千本の家
第一号のお宅へ行って参りました。


この家は社長の堀尾が
”柱を連続させて壁にして
家ができないか?”
というアイディアを実際に
形にした初めての家です。
(この次の家を建てた時に
中日新聞さんが取り上げて
下さり、その後仕事としての
建築を始める)


このお宅のK様が
”それは面白いからやってみよう!”
と言ってくださったから
今の柱千本の家があるのです。

この家がなかったら、
今までの柱千本の家を通した
出会いも感動も何も味わう
ことが出来なかったでしょう・・・




ところで、今日お邪魔したのは
真ん中の右端に隙間が・・・
玄関の木製扉の外側に
乾燥によって隙間ができたので
メンテナンスに来たのです。
















一旦扉を外して持ち帰り
補修して色も塗りなおしたので
新品のようになりました。
























先程、東北へ地震の被災者の方に
補助金内で出来る小さな家を提案しに
行っている社長から電話をもらいました。

「今日仮設住宅で家の話をしたら
この間取りいい!と気に入ってくれて
図面と今までに建てた家の写真と名刺が欲しい。
と言われたよ。
これから毎日この三枚を眺めて、いつかこういう家に
住みたいと明日への希望にしたいと子供のように
はしゃいでいる年配の女性にこちらの方が
胸が熱くなった」とのことでした。




今までやってきたことが
誰かの生きる希望になるなんてこんな有り難いことはないです。


































2013年6月5日水曜日

岐阜県恵那市松村様邸 屋根工事他

梅雨入りしたそうですが
天井板の上に断熱材と合板を伏せる
雨が降らなくて本当にありがたい
です。
今、調度松村様邸の屋根工事中
だからです。












屋根材を葺いたところ

下からは屋根が見えないので
松村様に屋根材を葺いたことを
気づいてもらえてなかったので
足場を上って写真を撮って
きました^^









窓には桧でできた枠をいれ
アルミサッシが付きました。
















ある日の10時の休憩

モーニングのような気分を
味わっています。
手作りのパンと梅ジャム