2013年11月19日火曜日

岐阜県恵那市松村様邸 完成式

11月の大安、吉日
松村様宅で完成式が
執り行われました。

今年一月から造成工事が
スタートしましたが
2月に社長の堀尾が
脳出血で倒れ
大変な状況で新築工事が
始まりました。


ただでさえ少ない人数
なのが、一人で二人分仕事
していた社長まで入院してしまい
本当に大変な状況でした。

柱千本の家はすべて
オーダーメイドの手作りなので
下請けさんに出せば
やってもらえる。というわけには
いかないのです。

しかも、今回は複雑な構造の造りで
どのようにパネルを作り
どのように組み立てていくか
ということを、社員で毎日毎日
話し合っていました。

私自身も昼間はパネルを作り
夕方からは病院に進行状況の
報告と仕事の進め方の相談に行き
夜は図面を描いて・・・・と
必死な毎日を過ごしていました。


そんな中救いだったのが

「こういう状況なので完成の日にちが
遅くなってしまう」と言うことを
伝えると
「うちは大丈夫ですよ」と
松村様がじっと待ってくださった事です。

この言葉がなかったら更なる
プレッシャーで押しつぶされて
いたことでしょう。



また松村様のお父様には
たくさんお手伝いいただきました。

松村様邸は基礎が高く
地面と床の高低差があるので
現場での動きが多くなって
しまうのですが
お父様が必要な道具を
気を利かせて手渡したり
してくださるので
かなり助かりました。







また、奥様やお母様が用意
してくださる 手作りのおやつ
や冷たい飲み物も
本当にありがたかったです。
どれだけ癒されたことか
わかりません。


このように松村様ご家族の協力や
社員同士の協力や
業者さんの協力、
外部のかたの手助けなどで
松村様邸は完成しました。

と、思っていましたら
東京からいらした松村様の
お客様が
「ご先祖さまからいただいた
この土地があったから
この家が建った。ということを
忘れないで下さい」という言葉がありました。

ご先祖と言えば
この家を支えている通し柱と棟木や梁は
奥様のご実家のご先祖様が育てられた
ものです。



今を生きる者だけではなく
過去に生きた人たちの思いも
ひとつになり
家という形をなし
未来に繋がっていくんだなあ。と
しみじみと感じる日となりました。







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