2017年2月17日金曜日

宮古島便り (8)

構音障害の訓練 (3)
構音障害は、あいうえお、の
50音を発することができなくなった症状であることについては誰も異論は無いと思います。
であるなら50音を発することをできるようにすることが構音障害ののリハビリであるはずです。ですがその訓練を
しているリハビリテイション病院は非常に少ないのが現状です。なぜこんなことが起こっているのか理解できません。

構音障害の患者さんに50音の訓練をしてもらうと短時間で
構音障害が改善します。改善には経過年数は関係しません。

研究者の皆さんはどのように考えておられるのかお聞かせください。

伝えたい事柄が伝わらない苦しさは想像に難くありません。
日本語を母国語としていながらその素晴らしさの恩恵を
受けられないのです。
悲しいではありませんか。

50音は表音文字です。しかも一文字に対する音は一音だけです。こんなにシンプルなのに表す言葉の数は他言語に比べ
非常に多く同音異義語は多くて二つです。アルファベット圏の多さから比べたら比較になりません。
アルファベットも表音文字ですが一文字に対する音が多く
存在し構音障害の克服には大変な努力を要するでしょう。

アルファベット圏の構音障害の人に文字を元にした言語指導はいたずらに混乱を招くだけになり文字からはなれた指導が
重要なのは理解できますしそれらの研究論文も多く存在しています。 文字と言語の関係が複雑で発音と文字を関連付けることができないのです。その意味では表現方法として基本的に欠陥を含んでいます。

外国の構音障害のリハビリの仕方は日本には参考にならないばかりか障害にさえなります。
研究者の方が素晴らしい日本語ならではの指導法を研究し発表されるのを切に希望します。



透き通るマリンブルーの海を見ながら車椅子で歩行練習中の雪国Aさん夫妻

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