2017年2月7日火曜日

宮古島便り (1)

タイトルは宮古島便りですが
まだ宮古島ではありません。

今日 雪国の空港から宮古島に向かいます
今は空港近くのホテルルでこれを書いています。


雪国Aさん 宮古Aさん 九州Aさん 瀬戸内Aさん
これからリハビリ訓練する方々をそんな風に呼んで
ブログを読む方に個人の識別がわかるようにしようと
思います。

雪国Aさんは、発症してから一年以上になる50代の男性です。奥さんが私の出演したテレビを見てお手紙をいただいたのが縁になり今日になったのです。
今は施設にいて春ころには退所しなければなりませんが
施設のケアマネさんの言うには介護保険の適用範囲で
介護施設と自宅を往復することになりますが麻痺を改善
することは難しいので今より落とさないよう頑張るしか
ないと思いますとのことでしたと奥さんが言われます。

元気な時は全国に出張して仕事をこなし後輩の指導的立場
でしたが、こんなことになるなんて想像もしていませんでしたと奥さんは言われます。
突然脳卒中で身体の自由を奪われるなどその時になるまで
誰も予測できません。私もそうでした。
雪国Aさんは宮古島に行きたいけれど飛行機に何時間も乗っ
行く自信がないということで私が付き添って一緒に行くことになり昨日このホテルに来たのです。今外は吹雪です。

雪国から何時間後にはハイビスカスの咲く宮古島です
私も何回か宮古島との間を往復しましたが時差ボケという言葉がありますが宮古島には季節ボケというのが合いそうです

日の出、日の入りから見ると自宅と宮古島では一時間半ほどの違いがありますが季節では冬と春か初夏ほどの違いがあります。

雪国Aさんは右片麻痺で手足と言語も不自由しておられます
これを読んでいる方の中にも言語障害の方もあるでしょう
言語障害の方も奇跡の復活教室に来られますが来られた時に改善の進んでいる人は少ないのが現状です。
失語症は手足の麻痺と違いとても複雑で症状は似ていても
対処は様々で改善しやすい人もそうでない人もいます。

雪国Aさんは構音障害です。話すことはできませんが
聞くことは正常で頭の中に言葉を紡ぐこともできます。
失語症の中では一番改善しやすいタイプです。

宮古島では一番に取り組むのが言葉を取り戻す訓練です。

訓練の様子は詳しく報告します。

これから出発します、次は宮古島から発信します。

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