2017年2月24日金曜日

宮古島便り (16)

「奇跡の復活」
  より (3)

本の中から抜粋して
掲載します 



第9章
[新しい人生への第一歩]
その 3

私たちの体は神秘に満ちています。私たちは、その神秘について書かれた書物の、目次にようやく辿り着いたばかりです。

その本に何が書かれているのかまだ私達人類は一字も読んではいません。 
脳は正常に動く予備の膨大な信号線の中から正しい接続を見つけ出し元の状態に戻します。それは大変な作業でしょう、が、私たちの脳にはこの機能が間違いなく組み込まれているはずです。
そうでないのなら九五パーセントにも及ぶ、膨大な予備を脳にも、脊椎にも、なぜそなえているのでしょうか、説明がつきません。
まさに驚異としか言えない、これらの機能に感謝せざるをえません。私たちの体は神秘に満ちています。私たちは、その神秘について書かれた書物の、目次にようやく辿り着いたばかりです。
その本に何が書かれているのかまだ私達人類は一字も読んではいません。
私達の生命を維持する為に、備わっている多くの機能は高度に自動化され、使用説明書も必要のないように出来ています。

私の脳の、運動野に有ったプログラムも、故障と同時になくなりました。それは私が、一歳前後の時に、試行錯誤しながら、自動生成したものを六十数年間使ってきたものでした。何の知恵もなく、まだ幼く可愛いかった私が、興味本位で動きまわっていた間に、しぜんに作られたものだったのです。
当時一歳の私でも出来たものが、難しいはずがありませ。それに今、私が挑戦しているのです。私の脳はもうかなりな中古です。記憶部分が時々故障しているようですが、いっこうに修理された様子はありません。ですが今回、壊れたところは修理済の新品です。嬉しいではありませんか、私の体で、唯一新品なのはこれだけで。、それが一生懸命なのです、私が次に何をするのか、待ち構えています。
何か行動すればその動きのプログラムを作り始めます、そして私がその動きをしようと、千回以上挑戦すれば新しいプログラム作りに成功します。そうして、もう、いくつものプログラムを完成させてきました。
そして今、私の最大の望みである、もう一度歩けるようになりたいという事を、かなえるために、一生懸命、試行錯誤してくれています。


「奇跡の復活」からの抜粋はこれで終わりです。
次回からは「続 奇跡の復活」から参考になる部分を
掲載します。


パパイヤ

0 件のコメント: