2017年2月2日木曜日

堀尾式脳卒中の麻痺からの奇跡の復活|大変ではありますが元の身体になれますよ (6)

今回も歩行の話をします。

綺麗に数メートル歩けるよりは
ぶん回し歩行で100メートル歩けた方が良い
という意見のリハビリの先生もあるというコメントを
いただきました。

リハビリ病院で足の基礎訓練を完全に行ってから
歩行訓練をしているところを私は知りません。

基礎訓練せずに元のように歩くことなど不可能ですから

不可能に挑戦するより麻痺したのだから仕方ないではないか
どんな歩き方でも歩けるようになることが肝心なんだ。
その先生はそう思っておられるのでしょう。

足の各関節稼働のための基礎訓練を行えば元のように
歩くことは難しくはありません。


歩くときは座骨が常に水平を保ちその上の背骨が前・横から
見ても垂直になっていないと健康を維持することはできません。


肩を左右に揺らさず胸を張って歩けるようになることが
歩行を取り戻す大前提なのです


歩行そのものは決して難しいことではありません。
人は誰でも習わなくても正しい歩行を幼児期に
身に付けることが出来たのです。

ではなぜ麻痺になると元のように歩けるように
ならないのでしょう。
歩行は自発的な行動欲求から行う基礎訓練の上に
成り立っています。
他人に教えてもらって習得するものではありません。

まして足にギブスなど装着して足関節の動きを封じてしまって
正しい歩行などできるはずがありません。


してほしいのは足の各関節の稼働訓練です。
それを終了しないで立位や歩行練習は厳禁です。



取り返しのつかない事態をまねきます。

私の行っている復活教室は取り返しのつかない事態になって
しまわれた方々の訓練場所なのです。

麻痺したままで来られれば歩行などそんなに難しいことでは
ありませんが、リハビリ中に誘発した痙縮が歩行の最大の障害に
なります。
歩行練習は手までも痙縮の被害者にしてしまいます。

脳卒中の後遺症麻痺が怖いのでなく、リハビリ中に誘発
してしまう痙縮に本当の怖さがあります。
知ってさえいれば痙縮は防ぐことが出来ます。

0 件のコメント: