2012年5月30日水曜日

5月30日の工場/長野県栄村H様邸材料 1

杉の丸太
H様邸の梁の材料が搬入されました。

8メートルの杉の丸太です。
実際は製材して柱にして使用します。
特注サイズなので
佐藤林業さんに直接お願いして
切り出していただきました。

佐藤林業さんのブログはこちら

継ぎ目を作らずに一本物で通す
ことによって丈夫さをだします。

長野県栄村は一冬で4メートルの
積雪のある豪雪地帯ですので
その雪と去年あったような地震に
耐えられるよう、
丈夫な柱千本の家ですが
更に栄村仕様を設計しています。



床パネル
床用のパネルが出来てきています。

工場にいらっしゃった業者の方に
これが床になる。と申しあげると
びっくりしてひたすら関心して
いました。
「こんな床みたことがない!」

私たちにとっては普段見慣れた
当たり前のものですが
あまりのリアクションに
なんだか嬉しくなります。

いろいろな家を見てきている業者の
方ほど驚かれる傾向にあるようです。

2012年5月29日火曜日

5月29日の現場

南面外観
お客様用扉と事務所用勝手口等が
付き建物自体の工事はほぼ終了
しました。











お客様用出入り口ドア

建具職人の手作り。

まさにお店の顔です。



扉の左の線は電灯器具が取り付く
前の電線です。














西面のFIX窓
西面にある大きな窓が
印象的です。

これから美容院に関する
機材が入ると お店らしくなって
いくでしょう。



ここからたくさんの笑顔が
生まれることを
願ってやみません。^^



2012年5月28日月曜日

三陸沿岸を訪ねて・・・


 先日夏休みを利用して津波の被害に遭われた各地を回ってきました。
震災直後のものすごい光景は殆どのところで見られなくなり、何処も
瓦礫は綺麗に片付けられ、集積場に運ばれ家や構築物の基礎などが
そこかしこに残っている、そんな状況でした。

 何百トンもありそうな防波堤が倒され移動していたり、コンクリート製の
橋が橋脚から離れた場所にあったり、津波の威力のすごさがそのまま伝わって
くる情景が至る所に残っています。

 周りの山は雑木林もありますが杉の植林がなされていて木造家屋の復興材料は
充分地元でまかなえるそうです。地元の材を地元の人達の力で利用して復興し、
決して復興資金が町外、市外に流れないように、そんな復興が出来ればと
強く思いました。

 多くの元気で明るい方々に会いましたが、心の痛手が癒えない方々も
沢山いらっしゃると思います。

一日も早い復興、二度と被害に遭わない復興を・・・・。

そんな事を強く感じた旅でした。



                            20011/9 掲載

2012年5月24日木曜日

5月24日/恵那市M様お引越し

荷物の整理をするご夫婦
昨日、今日の2日掛りで愛知県から
お引越しをされました。



遠慮気味に「おじゃましま~す」と
入っていくと「どうぞどうぞ」と言われ
先日まで逆でしたのに・・・

M様邸の現場から、もうすっかり
M様宅に変わっていました。





ご主人はお着替えをされたかと
思うと これから(18時頃)名古屋の
仕事場へ戻り 夜は会議だとか。

「大変ですね」と申し上げたら
「恵那からの初出勤です!」と
嬉しそうに定期券を見せて
下さいました。

いつもと同じ職場に行くのに
楽しそうです。

 



ロフトには居心地良さげに
もう一人の住人がこちらを
見ていました。

2012年5月22日火曜日

施主様が「設計者は私です」と言える家づくり


家を建てようとするとまず建築業者を決めなければなりません。次には
どんな家を建てるのか、間取りを決めます。細部の仕様が決まると
見積もりをして建築価格が分かります。予算内であれば発注、契約
となります。


 多くの方が家を建てる事は初体験だと思います。「家を建てる事について
素人で何も分からないのでプロに任せるのが一番」と思っている方も多いと
思います。確かに下手に口を出すより信頼の置ける業者に任せる方が良い
場合もあるでしょう。


 業者を選んで契約までの時間は本当に楽しい時間です。私共ではこの時間を
大変長く取ります。なぜなら、本当に大切な時間だからです。その間に
何回も何回も話合いをします。設計図面が何回となく書き直されていくうちに
お客様が専門家なのか私達が専門家なのか分からなくなってきます。
自分の家を建てるのです。主役はお客様自身です。業者任せにせず、
この家にかけては、自分以上の設計者はいないと思えるそんな家を建てて
下さい。

それが「不満のない間取り」への最短距離です。


2012年5月21日月曜日

5月21日の現場/ダブルベッド

今日は外回りはパナペットといって
屋根材の端が見えないように
する部材をぐるりと施工しました。

壁と同じ黒で巻いたので
引き締まった印象です。








西壁
西面の外壁はシャッターの
取り付けが済むと仕上げに入ります。











店舗スペース
建物の中は窓と扉以外は終わり
壁も仕上げをして
明日のクッションフロアー張りの
ために床も全部きれいに
掃除を済ませました。




この木の空間に明かりが灯り
窓の外からみると なんとも言えない
温かみを感じます。
 

電球色が木にはとっても合うようですよ。













ダンプの荷台でお昼ね中 ZZZ
ダンプの荷台にダンボールを
敷いてのダブルベッド。




朝早くからお疲れ様です。^^







2012年5月18日金曜日

檜の驚くべき耐久性


 今回は檜の素晴らしさの中のひとつ、耐久性についてお話したいと思います。


世界遺産に指定されている奈良の法隆寺は世界最古の木造建築です。この法隆寺の
 心柱はいったいどのくらい前に切り出されたのでしょう。
 年輪年代法によると西暦594年に伐採された、1414年も昔のものだったのです。
 この檜は1414年間建物を支え続けこれからもずっと生き続けて行くことでしょう
なんとすごいことでしょうか。

3mm削れば今でも檜の香りがするといわれます。檜は伐採されると成長は
止まりますが木として生き続けるために強度を少しずつ増していきます。
200年~300年かけて23割ほど強くなります。そして、それから1200年ほど
かけてゆっくりと切り出された時の強さに戻っていきます。先程の法隆寺の
心柱も切り出された当時の強さに戻っていく途中にあるのです。


  現在の木造住宅の平均寿命は2030年です。人の寿命は海外よりも長い日本
ですが家の寿命は世界一短いのです。アメリカやヨーロッパの家は日本の何倍も
長生きします。
私たちが造る柱千本の家は檜の柱を10002000本も使用して一軒の家を建てます。
そして家の寿命は100200年と生き続けていけるように新しい考えを沢山
取り入れています。

 多くの大学の先生方に関心をもって見学にきていただいたり何人もの学生さんの
卒業論文の題材にもなりました。現在も論文の為の調査をお客様の協力のもと
進めている学生さんもいらっしゃいます。

それだけ檜には人の関心を惹きつけるものがあり未知の部分も多いということだと
思います。

そんな檜に係わっていける事を幸せに思い仕事をさせていただいている毎日です。