2013年1月9日水曜日

長野県栄村 H様邸  お世話になった方々

 今回現場が遠いこととも
あり、本体工事は柱千本の家で
請け負い、その他の工事は
広瀬工務店社長広瀬さん
地元の広瀬工務店にお願い
しました。

栄村では復興住宅の建設ラッシュで
地元の大工さんは大忙しです。

造作作業に入って1ヶ月という
短い期間でしたが
お施主さまには
お正月を新居で迎えていただきたい
という思いで何とか工事を
終えることができました。

広瀬社長には短期間にたくさんの
業者さんが入るという
大変な状況でしたが
上手に采配していただき
効率よく仕事が進んでいき
本当に有り難い限りです。




 ご両親の寝室に
仏壇を造作する大工さん

こちらの仕事がやり易いよう
気を使ってくださり
ありがとうございます。

 

 キッチンパネルのカット
システムキッチンもこちらの
大工さんが組み立て
何でもこなしてしまう
2階の造作

”材料は無駄なく使う”が
信条の年配の大工さん
雪の中材料の搬入

(偶然にも昨日散髪したところ^^)


外壁張り

最初は口数が少なかったが
実はとってもお茶目な大工さん














外壁張り
写真を撮るのは好きだけど
撮られるのは大嫌いと言われましたが
ちゃんと撮らせてくれました。^^
一番元気でおもしろい大工さん


この方が歌う”おら東京さ行くだ”
が私のお気に入り













見たこともやったこともない
”柱千本の家”を
いろいろ思うこともあったでしょうに
みなさんもくもくと仕事をしてくださいました。

休憩時間は大工さんが話す地元の
言葉が外国人が話してるがごとく
聞こえていましたが、終わり頃には
同じポイントで笑えるようになりました。

最後の最後にどちらが分担の仕事か
という内容で、一瞬空気が固まりましたが
すぐに解消できわだかまりなく
終えられた気がします。

また栄村で建てることがあれば
本体工事から一緒にやりたいですね。



最後は栄村楼蘭のお二人と


ご主人が積極的に村の方との
出会いの機会を下さったり
たいへん楽しかったです。

お店が終わってからお二人と
おしゃべりしていた日もありました。

もう、会えなくなるのが寂しいなあ。
と言って下さいましたが
私たちも同じ気持ちです。




このブログに登場していないたくさんの方にも
大変お世話になりました。
この場をかりて感謝申し上げます。

2012年12月31日月曜日

長野県栄村H様邸 造作3~完成

 今回は12月11日昼から出発し、
26日の夜帰って参りました。

11日の夕方栄村に到着

雪降りの中、地元の大工さんは
玄関の前の屋根つくり










翌朝

いつものあぜ道は通れず
車道もご覧の通りで
雪踏みをしながらの出勤

写真の右奥の黒いのが社長

雪を踏みながらなので30分かかる




玄関前の屋根に屋根材が
葺けたところ











ユニットバス
















子供部屋

押入れの上に棚を付け
子供の工作の作品を飾りたいとの事













2階リビング側から
子供部屋、納戸の入り口














夕方現場にいらした子供さんたちは
大はしゃぎ!

部屋をぐるぐる回ったり
押入れに隠れたりなかなか
帰ると言わないのでお母さんを
困らせてました





ご両親の部屋

造作で仏壇を付けた














1階リビングに置かれた
ペレットストーブの試運転

火の様子を眺めるご主人













雪よけの板

栄村では必需品

専用の金具がある








ロータリーで
家の周りの雪飛ばし















完成!!






















2012年12月9日日曜日

長野県栄村H様邸 造作2

11月25日に栄村へ出発し
12月7日に恵那に戻ってきました。

今回は屋根工事、外壁工事
設備工事、電気工事もちろん造作も
進みました。

しかし、出張前半はとうとう
どかっと雪が降ったのです。

先回降った雪は栄村の方からしたら
初雪には入らないそうで
今回は正真正銘の初雪となりました。



通勤路のあぜ道もこのとおり
















本日の仕事は雪かきから。
地元の大工さんはステンレス製の
道具を使って手際よく進みます。










持参したプラスチックの
”ママさんダンプ”ではこちらの
雪の量には歯がたたないです。
力を入れたら割れてしまいました。









被せてあったシートをめくり
屋根工事











厚みのある鉄板を使った
屋根材
かなり丈夫そう











屋根材が葺けたところ












外壁材も搬入













防水紙が張られ真っ白に












建物の中では天井に
杉板を張っています













張り終えたところ















電気やさんも
「こういう建物は初めてだなあ」
と戸惑いながらも手際よく配線









12月5日にはユニットバスの
組み立て工事


「こういう家は初めてです。一目で
丈夫な造りというのがわかりますね」










この日は全部で12人も工事関係者が
入りました。

ストーブの置いてある二階で休憩
とっても温かくて天国!







床の仕上げも同時に進めて
います











新潟県に住むお嫁さんのお父様が
立ち寄られる

「地元の大工に娘がこんな家を造ってると
いっくら説明しても理解してもらえないんですよ」(笑)


大工さんの常識を超えた家のようです








今回は中国料理楼蘭さんの
ご主人のご紹介で栄村の
えのき茸農家
大庭さんと知り合いました。

おいしくて健康に良いえのき茸作りを
目指して少量生産で工夫を重ねて
おられます。

工場見学の後
おみやげにえのきをいただき
さっそく味噌汁の具としていただいた
のですが、しゃきしゃきしていて
生命力を感じました。

うちの近所の人にも味わってもらいたくて
翌日20袋ほど分けていただきました。

えのきってお鍋の時など必ず入れるのに、陰が薄い存在というかあまり
こだわって買ったことがなかったのですが、見た目でもはっきり今まで食べていた
ものと違いますし”おおばくんちのえのきだけ”はずっしりと重いです。日持ちも良いそうです。

震災で大庭さんの工場も被害を受けたそうですが、えのきを卸しているスーパーのかたが
直接義捐金を持ってきて下さったそうです。
”大庭君家のえのき茸”を待ってる消費者の方がいる・・・その思いが再開する原動力に
なったそうです。


















二級建築士試験結果発表

平成24年二級建築士試験の結果が12月6日に発表されました。
御陰様で合格の通知を頂きました。

応援してくださった方、心配してくださった方、受かると信じてくださった方、
本当に有難うございました。


合格はスタートラインです。これからもいろいろな分野で勉強を重ね、皆さんに還元
していきたいと思います。

2012年11月22日木曜日

長野県栄村H様邸 造作1

昨日久し振りに恵那に戻って参りました。

11月12日に材料を積み込み昼ごろ出発。
21日に帰宅いたしました。

今回は、最後の北側のパネルと
屋根の下地作り、恵那で造ってきた
階段の取り付けや窓の設置が主な
仕事となりました。









栄村は積雪の多い所だというのは
聞いていたのですが、
雨も多いところで
ラジオで「長野県全域 晴れ」と
流れていても、栄村は
雨なのです。









壁の途中にあるのが階段の踊り場















これが次の段



















下の半分の段は三人でわっせ、わっせと
運び固定















上段は晴れた日にクレーンを使って















上から設置
















微調整をしたら完成












次はサッシの取り付け

H様邸はアルミサッシと木製建具の
二重サッシ
それぞれペアガラスがはいるので
ガラスが4重に













木製建具が入るとアルミサッシは見えなく
なる















とうとうスキー場には雪が降る












宿泊させてもらっている
あんぼの家も雪囲いで
冬支度











晴れた日の通勤路
あぜ道を歩いて近道

久々のお天気の日は何物にも
変えがたく 気持ちがよい














天井の下地にコンパネを張っていく
コンパネを持ち上げながら張るので
作業がきつかった^^*














H様のお母さんが
前の畑でとれたお野菜や
なめこを持たせて
くださる








帰宅する日の朝はとうとう雪が
降った














この工法は屋根が最後になるので
どうしてもパネルが雨に濡れてしまいます。

びしょ濡れになっている姿をみるのは切ないです。ましてやお客様にとっては
なおさらでしょう。

でも、濡れているのは柱の表面だけで、おてんとう様がでれば乾いてしまいます。
建てている間についたしみや汚れは最後にサンダーで一皮削ってオイル仕上げを
するのできれいになります。それが無垢の材料の強みですね。