2017年1月17日火曜日

 堀尾式脳卒中の麻痺からの奇跡の復活|なぜ痙縮は起こるか (3)

私の記事を多くの方が見てくださっていますが
それだけこの記事を必要とされている人が多いということ
かと思うと身の引き締まる思いです。

私が書くことは私自身の体験から得たことで
学術的な裏付けがあるわけではありません。

したがって医学的には間違っていたり
常識から逸脱していることも多くあると思います。
ほとんどが一般常識、医学的にはあり得ない
話ばかりになると思います。


非常識な話ばかりですがお読みになってのご意見
などありましたら
是非コメント下されば幸いです。


今日は動因痙縮の話をします。
静因痙縮は手足を動かさずにいたことが原因ですが
動因痙縮は動かそうとしたことにより痙縮が起こったのです。

手足を動かす筋肉は全て一対で仕事をしています。

指を握る動作をするときは開く動作をする筋肉はフリーモード
になり伸長し握る動作筋肉は伸縮します、指の曲げ伸ばしは
二つの筋肉が、一つが伸縮しもう一つは伸長しています。

一対の筋肉は、おのおの必ず反対の動作モードでなければならないのに、

同一モードになってしまうことにより動作不能に陥ってしまった
現象が因痙なのです。

麻痺状態で痙縮も起こしてないときは一対の筋肉の

どちらにも脳から信号を送ることができない状態ですから
動かすことはできません。動かさずに静かにしていれば
静因痙縮を起こします。

因痙はなぜ起きたのでしょう。

麻痺している部位を動かそうとしたことが原因ですが
その動かし方に間違いがあるのです。
麻痺部位を力を入れて一生懸命動かそうとすることは
絶対にしてはいけません。

力を入れずに動くイメージを頭に描き何度でも動くように

念じる。何千、何万回も念じます。

力をいれて動かそうと踏ん張るようなリハビリはしないでください

それをすると一対の筋肉のどちらにも同時に同じ信号を送る
ことを脳がするようになってしまいます。一対の筋肉は常に
反作用をして仕事をしていますから同じ信号が来れば互いに
引き合うばかりで仕事はできなくなってしまいます。

麻痺を回復させようと一生懸命力を入れて動かそうとしたことが

あだになって因痙がおきてしまったのです。
そうなると動かそうとしても麻痺部位は動くことができません。
痙縮を解いて動くようにするのは大変な労力を要します。

一対の筋肉の位置は骨に対して表裏の位置関係で離れていますがそこから出ている神経は

脳のなかにはいると一組になり同じ場所で隣接しています。
このことが因痙をおこす要因にもなっているのです。
力いっぱい動かそうとすると強い信号を流そうとしますから
流していけない隣接したもう一方にも信号が流れ一対の筋肉は反作用ができなくなってしまうのです

一方がONの時もう一方は必ずOFFになっていないといけないのに両方がONになってしまうことが因痙なのです

脳はこの動作をプログラムとして記憶し次回も同じように

繰り返すようになってしまいます、動かそうとしたことが
原因になって因痙を起こし動かなくなってしまうなんて
本当に悲しいことです。


動かそうと力を入れてはいけません
      取り返しのつかないことになります。


力を入れなくても動くようになります
      動くイメージを描き念じてください
        動いて 動いて と 必ず応えて
          くれることを信じて。






















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