前回に続いて痙縮について話しましょう。
痙縮については何回も書きましたので
読み返してください。
強調しておきたいのは。
痙縮は脳卒中の後遺症では無いことです。
後遺症は麻痺だけです
痙縮は麻痺に伴って発生したのではなく
リハビリしたことで発生したのです。
麻痺を治すためにしたリハビリが
麻痺より恐ろしい痙縮を誘発させてしまったのです。
リハビリとは反対によみがえることのできない身体になってしまったのです。
これでは施術士の方も患者も泣くに泣けません。
元の身体に戻してあげようと一生懸命努力した施術士の努力も
むくわれるどころか結果的には再起不能の身体にしてしまうことだったのです。
私のお会いした施術士の方々は奉仕精神にあふれ麻痺を治して患者と
一緒に喜びを分かち合うことを夢にこの道に進まれた方ばかりでした。
全国の施術士の皆様も思いは一緒でしょう。
恐ろしい痙縮の発生原理と防ぎ方は解明できました。
これを一刻も早く普及させることが急務です
痙縮に対する私の考え方への認識は施術士の方にも患者にもありません。
今 現在痙縮を防ぐには通常のリハビリを受けないことしかありません。
それでは麻痺は治らないではないかといわれそうですが
それなら今、リハビリ病院で麻痺は治っているのですかと言わなければなりません。
リハビリ病院で誰も治っている人がいなくて受けたショックを今でも
忘れることはできません。
今の私には痙縮の発生原理と防ぎ方を施術士の皆様に理解していただき
それを現場で生かし患者とともに喜べる日が一日でも早く来るのを祈るしかありません。
患者の皆様で、すでに痙縮が有り手足が動かない場合は仕方ありませんが
それでも諦めることはありません。
今日も教室で感動的なことがありました。
昨年 11月末から 土日曜日だけ教室に通われた49歳の男性は
麻痺して痙縮を起こし握ったままだった左手の指で 一・ 二 ・三・ 四・ 五 と
指を曲げながら数えることが出来るようになりました。
今日は通いだして14回目でした。
動画でお見せしようとしましたが、うまくいきませんので次回には
お見せしようと思います。
痙縮になって握ったままの指が3か月もかからず
動き出したのです。
信じられないことですが事実です。
痙縮を解くことは一般的に不可能に近いことですが
その男性にはできたのです。
これで仕事のできる手になるよう練習することが
できるようになったのです。
リハビリ病院 退院時に動いていない手を動くようにするのは
大変難しく諦めるしかありませんでしたがそんなことはありません。
手と足では手のほうが比較にならないくらい復活させやすいのです。
今 手が動かないで不自由しておられる方も多いと思いますが
希望を持ってください。
貴方の手は必ず動きます
手は壊れてはいないのです。
動かすのは貴方しかできません。
なぜならその手は貴方の手ですから。
動くのを一番待っているのは手なのです
貴方の手は早く仕事をしたくてならないのです
動かしてやりましょう貴方の手を 動かせるのは貴方だけです。
動く その日は きっときます 信じてください
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