多くの協力してくださる方々と縁ができ、ますます宮古島が
素敵な場所になりました。
早く宮古島で訓練開始ができ宮古島だよりを発信するよう努力しなければ
の気持ちでいっぱいになりました。
痙縮の話をしましょう。
痙縮は絶対に起こしてはいけません。
起こしたら後が大変です痙縮からの完全脱出は
不可能と思ってください。正しい訓練をすれば
可能ですが、本人の大変な努力と時間が必要になります。
痙縮は防ぐことできるのです。
私は痙縮の起こる原因を大きく二つに分けて考えています。
静因痙縮 と 動因痙縮の二つです。この言葉は医学用語では
あのませんが私はそう呼んでいます。今回は静因痙縮について話します。
静因痙縮
脳卒中発症後、手 足 口などを動かすことなく過ごしていると起こります。
指を握ったままでいると指を伸ばして広げられなくなります。
開いたままでいると指を曲げることができなくなります。
肘を肩の脱臼防止で三角巾で釣っていると肘が曲がったままになります。
手の痙縮を防止するには
麻痺してない手で麻痺手の位置を大きく変えます可動範囲いっぱいに動かします。
最低でも5分に一度は位置を変えてください。
指は開いたり閉じたりさせて下さい。
脱臼防止の三角巾はトイレに行くなど必要時以外はしないでください
口を閉じたままか開いたままでいると言葉を発しにくくなります。
嚥下障害を起こしやすい人で普通に食べることができなくなって
パイプなどを通しての流動食の場合は特に気を付けないといけません
口の痙縮を防止するには
時々口を大きく開けるようにすることを
していないといけません。
声を出さないでもいいので口を大きく開けて歌を歌います。
本の朗読もいいですが病室で行いますから声は出さずに
口だけなるべく大きく動かして読みます。
足の場合は麻痺して動かないままに膝を曲げていると伸ばしずらく
伸ばしたままでいるとまげにくくなります。
足首も動かさないままでいるといけません。
リハビリで足に装具をつけると足首 膝 股関節などに運動制限がかかり
取り返しのつかない障害が残ります。
足の痙縮を防止するには
足の場合は股関節からつま先まで関節が幾つもありますから
ベットで寝ていながらどの関節も動かします。
後遺症麻痺で自分では動かせなくなりますから付き添いの家族が
動かしてください。
動かし方は反復訓練のように動かすのでなくなるべく関節の可動範囲いっぱいに
動かします。
膝の場合は足をまっすぐに伸ばしていたり 膝を曲げていたりを5分に一回程度
交互にします。
付き添いのない場合は麻痺してないほうの足や手を使って動かします。
静因痙縮は動かさないでいることが原因ですから動かしてさえいれば
防ぐことができます。
どのくらいの頻度で動かせばいいのかは詳しくわかりませんがこれからの
研究課題です。同じ態勢で長時間過ごすことは大変危険であることが
分かっていただければいいと思います。
痙縮は防げますが一般の知識ではありませんので病院などの医療関係者が
指導することはないかもしれません。全て本人次第です。外因は
ありません。静因痙縮は起こすも起こさないもすべて自分です
自分の身体は自分で守りましょう。
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