マー君が仲間入りしました。
特注の車いすに乗るマー君 |
マー君は超未熟児で誕生し
命は一週間持つか・・・
助かっても一生障害が残るでしょう・・・
と言われていました。
生まれて数か月後には
脳出血や脳水頭症も
患いました。
そのマー君がたくさんの人の
愛に支えられ20歳になり
奇跡の復活研究所に
出会われたのです。
堀尾はそんなマー君に
「僕から見てマー君が歩けないという
条件が見つからない」といって
マー君と3年間関わらせて欲しいと
申し出ました。
前日にお宅にお邪魔した際には
にこにこと笑顔を見せてくれるものの
おとなしい印象でしたが
この日ちこり村に到着すると
特注の車椅子に乗せてもらい
玄関先の五平餅を売っているかたに
大きな声で「おはようございます!」
とあいさつしていました。
今日はまずこの場に慣れてもらって
自分で手摺につかまり車いすを乗り換える |
歩けるようになることを知ってもらう。
車いすの訓練は楽しい!ということを
感じてもらうのが目的でした。
マー君の車いすは片手でタイヤを
回せば両輪が同時に動く仕様のものなので
普通の車いすに移動してもらいました。
付き添われた祖父母であるSさん夫婦は
自分で立とうとするマー君がみられた
だけでもうれしそうです。
しかし、普通の車いすに移乗すると
マー君の細い足はぴんぴんに伸び
車椅子を漕ぐどころではありません。
これは前途多難、車椅子改造の
話まで出ましたが
「マー君足曲げてごらん」というと
両足一緒に一生懸命足を曲げます。
ぴんぴんに伸びた足 |
すると、ちゃんと足が床に着くでは
ないですか!
この後何度も足を曲げたり伸ばしたりが
できました。
これにはSさんご夫婦も信じられない!
といったご様子でした。
昨日までマー君の足は
胴体から伸びている体の一部と
いう感じで自宅では
匍匐前進のようにして移動していたのが
今日は歩くことを期待された
機能を持った”足”に見えました。
それに今まで車いすから
倒れないように全身
固定していたのが
全く固定しなくても3時間ぐらい
過ごすことができ
これにもSさん夫婦はよろこんで
いらっしゃいました。
この日マー君に何か教えたわけでは
足が床にペタンと着く |
マー君は”重度の障害で歩くことが
困難な子”という見方から
”無限の可能性を秘めた青年”という
見方に変えただけなのです。
これからマー君の成長を
みんなで見守っていきましょう・・・
マー君の成長が気になる方はこちら
↓ ↓ ↓
『マー君の無限の可能性・・・2』
2 件のコメント:
マーくんは大変楽しみです。
人間は過去の記憶にがんじがらめに縛られている…というのは、20世紀初頭のフランス哲学者ベルクソンの言葉です。
「やれない、できない」という思い込みを外してあげるだけで、人間は変わる。
そのことの貴重な実証例だと思います。
いい文章でした。
私も意識だけでこんなに変わるものかと
びっくりしています。
これからマー君の成長が大勢の方の希望になることでしょう・・・
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