2012年6月18日月曜日

目指すのは究極の間取り


一生を通じての究極の間取りはあるのでしょうか?

住む人の歳・家族構成・季節・環境・その他の要因により間取り(住まい)への
要求は刻々と変化します。この変化する要求に答え続けてくれる家が有れば
これは究極の間取りを備えた住まいと言えるでしょう。
そんな家を造りたい、少しでもそんな家造りに近付きたい。まだまだ試行錯誤の
毎日です。

 私たちは建てるごとにいろいろな間取りの家を建てますが、施主様にとっては
一生に一度の唯一の間取りなのです。今、私達が建てる家はこれから何世代もの
未来に引き継がれ多くの人々の住まいとして存在し続けるそんな家なのです。

 「柱千本の家」が本当に良くなって味わい深くなるのは随分先の事です。ワインが
樽の中で長い年月をかけてゆっくりと熟成し素晴らしいものに変化していくのに
似ています。しかし、どんなワインでも年月さえかければ良いワインになるわけでは
ありません。長い年月に耐え続けその長い・・・・・・時間さえも見方にして
成長する要素をもったものだけが素晴らしいものになるのです。

 良い家も良いワインも最初が決め手です。ゆっくりと熟成していくのを
楽しみながら待つ、そんな家をお客様と一緒に造って行きたいと思っています。

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