2015年8月9日日曜日

堀尾 憲市著『奇跡の復活』誕生秘話1

堀尾がリハビリ病院から退院し
原稿をプリントアウトしてホチキス留したもの
最初は「奇跡の脳」としていたが、のちに同じ題名の本が
すでにあることがわかり『奇跡の復活』とした
ご心配をかけた方々に
お礼のあいさつに回った際
自分が体験した
麻痺が改善する様子を
みなさんにお話しすると

「今日はとってもいい話を聞いた」

「しまったことをした。
今の話をビデオに撮っておくんだった」

「堀尾さん、この話是非
本にしたらいいのに・・・」

と言われたことを
本気で受け取り
小学生の時に作文を書くのも
苦労していたという堀尾が
毎朝早起きして
執筆活動を始めたのです。

少し書きあがると印刷して
ホチキスで留めて
本のようにしたものを
見せてくれました。

しかし、内容よりも
誤字脱字や句読点の打ち間違えなど
基本的なことができていないことに
私は目が奪われてしまって
内容が入ってきません。

そのうち句読点のことは無視できるようになり
内容を追っていきました。

本人は
先生に作文をみてもらう小学生のように
褒めてもらえるだろう・・・という
期待の顔をしています。

「ここの言い回しは変だと思いますよ」

「ここはもう少しこうしたほうが・・・」と伝えると

一生懸命書いた内容を否定され
おもしろくなさそうです。

しかし、次の日には
「昨日のところ変えてみたけど」と
新たな冊子を渡してくれました。

これを繰り返していくうちに
お手製の本が厚くなっていきました。

すると、ある日
「20冊ほど刷ってみんなに配った」と
いうではないですか!?

まだ全然文法的にも間違いだらけの
その状態で世間の目にさらすとは・・・!!

わたしだったら
恥をかきたくないので
ある程度きちんとしなければ
人様にみせることなんかできない!
と躊躇してしまうのですが
堀尾は全くそういうところがありません。

でも世の中には奇特な方がいらっしゃるもので
読んでくださったかたのなかには
全部赤ペンでチェックしてくださる方が
何人もいらっしゃいました。

また、「これはおもしろい!」と
思った方が次の方へと回してくださり
全く面識のない方から

「たった今読み終わりました!感動しました!」と

電話をいただくこともありました。
(この方は本文中でも紹介されてます)

中には北九州まで渡り
ご自身のブログで紹介してくださる方まで
いらっしゃいました。
(あとでわかったのですが
福島へ放射能の測定に行った際同行してくださった
長野のiMeasureの一之瀬さんが繋いでくだっさっていました)

また、お世話になった市民病院に持っていくと
看護師さんはみなさんで回し読みしてくださり
「是非他の患者さんも読めるように
何冊か談話室に置いてください」と言われました。

下書きの状態でこれほどの反響が
あるのだから
なんとともして出版までこぎつけたい・・・という
思いが湧いてきました。



・・・続きは誕生秘話2へ





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