木造の家の壁は、ある一定以上の力が加われば壊れるのが常識、壊れなければ
国からは認めてもらえません。このときの力とは1トンです。この1トンまで耐える壁はたすき掛けに筋交いを入れた壁です。
これが国の認めた最大の強さを持った壁です。
この度の津波で家がいとも簡単に壊れ、押し流されていましたが、このとき
1平方メートルに30トンの力が加わっていたといいます。何の抵抗もせずに壊れ、流されていって当たり前の強さだったのです。
実は「柱千本の家」の壁は、強すぎて国からは認めてもらえません。
「そんな強さの壁は法律を作ったときには有りませんでしたので想定外です。認めてもらいたければあなたが法律を作って持って来てください」
国土交通省の答えです。
破壊実験をして下さった名古屋工業大学の先生は「この工法で建てたら
原理的に壊れません」と言われ国が定めた試験方法では破壊不能でした。
こんなにも強い工法の木の家が、何世代にも渡って使い続けられるよう
更に工夫を重ねていきたいと思っています。
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